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422.性転換、その後 [ブリーディング]

20200902.jpg記事番号「421.性転換」の続編です。

長年継代を続けていたミッキーマウスプラティ水槽がメスだけになってしまい、これでプラティの飼育も終わりかな?っと思っていた時に、メスしかいないはずの水槽に突如現れたオスのプラティ・・・。

前回の記事のとおり、数匹のメスの中の1匹が、種の継代の危機を感じたのかある日突然オスへと変身したのですが、変身はしたものの繁殖能力の有無は疑問でした。

しかし、ちゃんとタネはあったようで、変身から数週間後、無事に稚魚たちが(計10匹)生まれてきました。

残念なことに、出産後、稚魚を生んだメスと変身したオスを含む前世代のプラティたちは全て死んでしまったのですが、新しく生まれた稚魚のうち2~3匹はオスのようで、また当分の間、プラティは絶えなさそうです。

正直言うと・・・。プラティはもともと旧自宅の池のボウフラ対策の為に妻が買ってきたもので、この魚に特に執着心はなく、絶えたら今度何入れようかな?っと若干楽しみにしていた悪心もあったのですが、こういった姿を見せられると、もうこの水槽は一生プラティかな?っと心改めている次第であります。(^-^;

それにしても魚類って本当に不思議な生物ですね!? 我々哺乳類のように高等な生物ではないがゆえの性転換だったのかも知れませんが、人間のように考える知能もないのに、種の継代の危機を本能的に察知し、性転換を行い、更にはちゃんと繁殖能力も有して種を絶やすことなく生き続ける。

小さくか弱い生物ですが、途轍もない生命力を感じます。

魚の飼育・・・。かれこれ40年以上やってますが、自分の飼いたい魚がもう手に入らなかったり、飼育スペースの問題があったりで、諦めたり、モチベーションが落ちたりで、正直、一昔前のような魚熱はなくなってしまっているのですが、こういった現象を目の当たりにすると、飼育する魚種は関係なく、魚の飼育って面白いなぁ~と改めて感じます。

やはり私の人生から魚がいなくなる日はないようです。(^-^;

ちなみに、昨年から娘が金魚を飼い始めまして、蛙の子は蛙・・・でしょうか?娘の部屋には水槽が2つ。らんちゅうやオランダ獅子頭、更紗和金が泳いでおります。餌やりは娘と妻。水換えと掃除は勿論私。また日々のルーティンワークが増えております。(^-^;

金魚はあまり興味がなかったので、真面目に飼ったことがなかったのですが、これが結構大変。水の汚し方が半端じゃありません。ディスカス飼育の時と同じレベルで毎晩バケツ往復しております。
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421.性転換 [ブリーディング]

4~5年前、旧自宅の1t池のボウフラ対策として嫁さまが買ってきたミッキーマウスプラティ。夏は池でボウフラを退治してもらって、秋口になると室内の水槽で冬越し。容易に繁殖する魚ですので、もう何代目なのか分かりませんし、オスが何匹いてメスが何匹いるなんて数えたこともありませんでした・・・。

家を建替えて1t池がなくなってしまったので、最近はずっと水草水槽で泳いでもらっているのですが、新しい血を入れていないこともあって、残り4匹になってしまいました。それも全員女の子・・・。

「とうとうメスだけになっちゃったから、プラティはもうこの代で終わりだね。次は普通のメダカでも入れる?何も入れないと水のバランスも悪くなっちゃうでしょ!」なんて会話を妻と話しておりました。(1ケ月ほど前の話)
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ある日の休日の話。休日のルーティンワーク(水換え)をしようと水槽を見た時、やたらしつこく他のプラティを追っかけまわしてるヤツを1匹発見。雌雄ならよく見る光景だけど、何してるんだ?

えぇ!? どういうこと!? オス??? なんで?・・・。

プラティが性転換する。以前、聞いたことはあったけど、大量の飼いすぎてて分からなかったんじゃないの?(ガセ?)なんて思っていましたが、実際に我が家の水槽でこの現象を確認できるとは。

繁殖能力の有無は分かりませんが、この前までメスだったプラティにある日突然ゴノポジウムが生えてくることがあるようです。いや・・・性転換します!
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ニモ(クマノミ)は群れ(ファミリー)の中で1番大きいのはメス。2番目に大きいのがオスで何らかの理由で1番大きいメスがいなくなれば、2番目だったオスがメスになるのは有名な話だったりします。他にシーパーチも50cmを目安にそれ以上に成長した個体はメスになるのもよく聞く話ではあるのですが、淡水魚で、それも自分の水槽で、報告例の少ない淡水魚の性転換現象が確認出来るとは思ってもいませんでした。

それなりに長い年月、色々な魚を飼ってきましたが、今回の貴重な現象を見れてとってもラッキーでした。AQUAの神様、サボり癖のついたC'ZONEへのネタ提供ありがとうございました。(^^;

動物の環境適正能力というかなんと言うか・・・。すごいですね。種が絶えないように口の中で子育てをしたり、性転換したり。まだ科学では証明出来ていない不思議な事って、世の中には沢山あるんでしょうね?

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417.タイワンキンギョ屋さん [ブリーディング]

何がしたいのだろう・・・。半年間「空き部屋あります。募集中!」だった旧とら水槽。新たな住人を迎えたのはいいのだけど、餌やり、水換え、etc・・・。最近、まじめに魚を飼ったことがなかったので、日々の管理の大変さを改めて感じる今日この頃です。「魚飼うのって大変~!!」
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1か月前、この水槽に226匹入れたのですが(ちゃんと数えて入れました!←暇人?)見た感じではほとんど落ちてない!・・・っていうか、入れた時の倍近い大きさになっているので、こりゃ~近いうちに通勤ラッシュの満員電車状態だな。きっと。


更に困ったことに、嫁様は別水槽で第二期分譲中? 今回はブラインなしの「強い仔だけ生き残れ!」作戦のようだけど、それでも現時点で100匹ほどは、すくすく成長中。(現在孵化後1カ月)。

現時点でとら水槽+ブリード水槽合わせて約300匹。
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もう20年近くの付き合いにある嫁様の性格からして、第三期、第四期と「産めば別水槽、産めば別水槽」と、あちらこちらの水槽に卵を放り込んで行くと推測されるので、家中の使ってる水槽も使ってない水槽もタイワンキンギョだらけになっちゃいそう・・・。


こうなったらタイワンキンギョ専門店でもオープンしよっかな!?

・・・って、誰が買うねん!こんなメジャーなのかマイナーなのか分からん魚!


ちなみに今年の夏、実家(沖縄)に帰郷していた嫁様から1通のラインメッセージが届きました。「実家の近くのコンビニ閉店してテナント募集してるみたい!? 借りていい? 裏に小川が流れてるし、ここだったら水道代もヒーター代もかからず、タイワンキンギョ屋さん出来ると思うんだよね~。だから悪いけど、大阪に帰らないでココで店するし!」


過去のメッセージで原文がないので、私の中で多少着色してるかも知れませんが、内容は寸分の違いもないと思います。


幸か不幸か、その店舗はもう既に何らかのお店が入る予定になっていたようで、この話は流れて、夏が終わると大阪に帰って来ましたが、現在の意味の分からないタイワンキンギョ増殖は、来るべき時の為の準備中なのかも知れません。
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416.大量死の原因 [ブリーディング]

トラが逝ってから約半年。空のまま水だけ回っていたトラ水槽・・・。新たな住人を吟味しましたが、特に飼いたい魚もいないし、飼う気もない・・・。別にペットロスってわけではないのですが何だかねぇ~・・・って感じでそのまま放置していたのですが、本日、新しい生物が入りました。
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新しい住人はタイワンキンギョ226匹!! このblogを以前から見て頂いている方ならご存知かも知れませんが、私の妻の大好物で沖縄に生息するアナバスの一種です。故郷が同じということもあり、この魚への思い入れは凄く、今年の春にホームセンターのペットコーナーに10匹入荷された物をいつもの通り全部「大人買い?」しました。オス2匹、メス8匹。
その10匹から2ペア出来て産まれた仔たちの第一期生が今回の旧トラ水槽の新たな住人となったわけです。
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ここからは久しぶりに・・・いつも通りのウザいウンチク開始!・・・。(^^♪

上の写真は8月末に産卵・孵化した稚魚たち。久しぶりのブリードで結構苦戦しました!このタイワンギンギョ、1回の産卵で約400~600の稚魚が生まれるのですが、ベタ・アナバス系の稚魚たちは、ヨークサックがなくなって自力で餌を食べるようになっても初期飼料としてブラインが食べれない!

口が小さすぎてブラインが入らないんですよね・・・。ブラインが食べれるようになるまで孵化後約10日から2週間くらいかかり、その間は肉眼では見えないレベルのインフゾリアなどを食べるのですが、一般的にこの初期段階で孵化した稚魚の5~7割が死んでしまうと言われています。そして最終的には10匹くらい残れば上々だと・・・。

2週間で半分以上死ぬ!? 10匹しか残らない!?っと言われたら・・・。「死ぬと言うなら生かせてみようホトホギス!」天の邪鬼な私は可能な限り生かせるように、あの手この手で生存率を上げるように育ててみました。
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さて・・・。またまた前置きが長~くなってしまいましたが、ディスカスの稚魚のハンバーグシンドロームやその他稚魚の飼育でよく話題になる大量死について改めて思ったことと、ちょっとした考察です。

今回のタイワンキンギョは孵化後2週間までの給餌は少し特殊ですが、これは各HPなどで情報公開されているPSBを餌として与える?やインフゾリアを湧かせて与えることで何とか切り抜けることは出来ます。

しかし稚魚飼育で一番の壁は、生後1カ月過ぎくらいからのパラパラ落ちていく現象。これは今回のブリードでもやはり苦労しました。ちなみ情報サイト等でよく言われているこのパラパラ減少の原因は次のようなものです。

◆過密飼育、大量給餌による水質悪化
◆免疫が低下する(人間で言う初乳の効果が切れる?)
◆ハンバーグなどの油脂が鰓にくっつき酸欠
◆鰓吸虫などの寄生
◆過密状態でのストレス

上記の原因は確かに多かれ少なかれあると思います。私も過去にディスカスのブリード中にはこれらを疑い駆虫薬を使用し、頻繁な水換えを行ない維持した経験もあります。ただ、今回も同じような状態に陥り、少し違う感覚(違う原因)に焦点を変えてみました。

・・・っと言うのは、ディスカスじゃないのでハンバーグは使ってませんので、ハンバーグシンドロームって言葉自体が違うかな?っと。


ってことで、今回のブリードで大量死の一番の原因ではないかと感じたのが消化不良・腸閉塞・酸欠、そして人工飼料への疑問(魚類が消化出来ない小麦粉の使用)。本当の意味でプロ中のプロである養殖業界では、かなり昔から「稚魚の消化酵素の活性が落ちる時期」と言うのが研究されており、給餌コントロールが行われていると言われています。孵化後30~50日のタイミング・・・。この時期に餌を欲しがるからといって、欲しいだけ与え続けると生存率が著しく低下する。

バクバクと食べるこの時期が、餌を与えてる側からすれば一番楽しい時なのですが、パラパラ現象のメカニズムとして「消化酵素の不活性化→食べ過ぎ→腸閉塞or消化に酸素を使いすぎる為に酸欠」っとなり、それと並行して「大量給餌→残餌or大量の糞→水質悪化」っとなり、パラパラと死んでいく・・・。

長くなりましたが、今回、久しぶりに繁殖をしてみて、パラパラ落ちだして困っていた時に養殖魚の話を思い出し、10日間ほど餌を極端に減らし、人工飼料と絶った結果、パラパラ現象が止まりました! なので、各種ブリード中で、頑張っているのに何故か落ちる!っと悩んでいる方がおられたら、孵化後30~50日のタイミングで一度給餌量を抑えて様子を見てみませんか?・・・っというお話でした。


途中、私のミスでパラパラ落としてしまいましたが、現状で200を超えるチビたちを救えました。でも・・・。こんなに残してどうするんだ?って最近、自問自答しております。矛盾しますが・・・。可哀そうな話ですが・・・。やはり自然淘汰は必要かも知れません。

大きくなれずに生き残ってる仔もいますし、見るからに弱そうな仔もいます。この消化酵素ウンヌンの話も冷静に自然界を想像すれば当然の話。だって、自然界で毎日お腹いっぱい餌を食べれる環境ってないですよね? 泳ぎまわって必死に探して、ようやく見つけたミジンコ1匹パクリ!そしてまた泳ぎまわってパクリを繰り返して大人になる。見つけられなかったり、泳ぎの下手な仔はその時点で死んでしまうのだから・・・。

たくさんの稚魚をトラ水槽に移しながら、上の方で口にした「生かせてみせようホトトギス!」っていうのは、私のエゴだったなぁ~っと反省しながら、可能な限り責任を持って殖やした仔たちを育てようと思いました。
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389.もぉーいい! [ブリーディング]

先日、HDDが壊れて修理に出していたパソコンが戻ってきました。でも戻っては来たけどなんだかな~って感じです。保証期間だったのでメーカーに修理を依頼しましたが、メーカーのサイトでは「2営業日中に修理完了」なんて書いてるにも関わらず2週間経っても帰ってこないし返事もない!しびれを切らして電話で若干不機嫌そうに話したところ修理を受けているところに連絡をして返事すると言ったのに半日経っても返事なし!
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こりゃ~なめられてると思い更に不機嫌そうに再度連絡をしてみると修理担当の部所の営業時間が終わったので分からないとほざいた!それが金曜日だったもんだから連絡は月曜日にずれ込んだ。でもまぁ~修理が終わって帰ってきたのだから良しとしようと思い、帰ってきたパソコンを確認したら2つあるHDDの内、壊れてる方だけを修理して返してきやがった!普通RAID0で1つHDDが壊れたら2つとも交換するのが当たり前だっつーの!更にその交換したものは違うメーカーのHDD!RAID0は同メーカー同ロットが基本ってこと知らないのか?しかし文句を言っても向こうの規定でダメらしい...。もうHPのパソコン買わない!

そんなこんなでAQUAな話。写真の通り...また産んじゃいました。授乳期間が終わって喜んでいた矢先にまた産んだ!ってことはまた水換え地獄がはじまります。(1週間後から)ってか、前回以上に大変かも!? 今回産んだ卵を適当に数えてみると40~50個って感じ。で、現在既に水槽に入っている稚魚が40匹くらい。36cm水槽に下手したら100匹も大小のブッシーが入っていることになります。こりゃ~困った。(^^ゞ
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でも産んじゃったので捨てることも出来ず、嫌々世話するのも気分的に面白くないので、自分のモチベーションを上げるべく今回は管理しやすい(記録しやすい)ように産卵箱に卵を入れて成長をみてみることにします。まぁ~こんな感じで記録はしていますが、成長の過程は前回もその前にも書いたとおりです。以上!!!

って終わってもいいのですが、それじゃ~ただの日記なのでC'ZONEらしくここから若干うんちくを!今回の産卵と前回の産卵で気づいたことですが、ブッシーはどちらかと言うと新月に産卵するタイプのようです。前回も今回も完全な新月より数日ズレはありましたが、新月間近に産卵するケースが多いのではないでしょうか? また水質に関しても若干phを上げることで産気づくようです。

...っというのは、前回は意図的、今回は無意識にphを変化させたところ、新月のタイミングで産卵しました。それなりに水を汚す魚をスポンジフィルターだけで管理していると水換えだけではどうしてもphは下がります。これに新月が近づく時期にスポンジフィルターを綺麗に洗い、水も若干白濁りが出るくらい多めに水換えをすることでphが上がって産卵のスイッチが入るようです。これはどんな魚にでも言えることですが、魚が産卵をするタイミングは月の満ち欠けや気圧、水温に水質が大きく影響しており、その魚が満月派か新月派かを見極めることで意外と簡単に繁殖が出来ます。 なのでブッシーを殖やしてみようかな!?なんて思ってる方がいたらmoon Ageを見て新月付近でphを変化させると成功しやすいかも知れませんね。
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=追 伸=
ちびプレコたちの定番メニューのキュウリ...。いつも1本のキュウリを1/3に切って朝と夕に入れているけど、3時間くらいでこの通り!ほんと虫みたい。食べてる姿もバッタみたいでこれだけ沢山いるとかなり気持ち悪い!ってか、もともとプレコってあまり好きではないんですよね~顔や動きがなんだかゴキブリみたいじゃないですか?(;一_一)
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388.ブッシーの繁殖 [ブリーディング]

今日は写真が多いので前置きなし!・・・って毎回その方がいいですよね。あはは。ってことで今日はタイトルの通りブッシープレコの繁殖についてまとめてみました。
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まずは肝心な雌雄判別ですが、ブッシーはホントに見たまんま!立派なヒゲが生えてる左がオスでツルんとしたのがメスです。ある程度成長するまではヒゲが伸びてこないので子どものうちは判別しにくいのですが、生後1年もすればほとんど(確実に?)雌雄判別が出来ると思いますので成熟した頃合を見計らって小さくてもいいのでペアだけの水槽を用意してあげて竹炭筒などを入れてあげると産んでくれると思います。ただペアの相性が悪いと結構ボロボロに攻撃されることもあるのでこれは注意が必要でしょうか!?
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で、運よく産卵すれば約5日で孵化。孵化直後の体長は7mm程度・・・。普通の魚の繁殖を経験した方なら分かると思いますが、強烈にデカいです。大きなヨークサックをぶら下げてはいるものの「普通に親と同じ餌食べるんじゃない?」っと思ってしまうほど迫力があります。
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またヨークサックをぶら下げている期間も普通の魚より長く孵化後1週間くらいは餌がなくても生きていけるのがプレコの特徴でしょうか!?ただ孵化から1週間は餌の心配は必要ないけど、親に踏み潰されないように工夫してあげるのがいいかも知れません。今回ウチでは竹炭でテトラポットのようなものを数個作って親が入れないような小さな小部屋を沢山用意してあげました。

それからよく「親から離さないと親が食べてしまう!」なんてことを書いてる人を見かけたりするのですが、基本的には食べることはないと思います。過去の繁殖でもそうでしたが、今回も(今現在も)親と同じ水槽に入れていますが、稚魚が減った形跡はありません。逆に親と同じ水槽で育てる方が餌付けや残餌を処理する手間も省けて私には都合がいいです。
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さて孵化後1週間後からはちょっと大変!ヨークサックもなくなっているので食べないと死にます!(当たり前ですが) でもいきなり何でも食べてくれることは少なく、本来ならコケコケの流木やら岩やらを用意してあげるといいのですが、なかなかそうは行きませんのでウチでは最低3種類の餌を常時入れて置くようにしています。キュウリとプレコタブレットとグッピーの粉餌。稚魚はヨークサックがなくなった直後に上手く餌付け出来なくて餓死するケースが多く、これを回避する為には出来るだけ沢山の餌をいつでも食べれるようにしておく必要があります。

個人的な意見ではキュウリが一番餌付けやすいように思います。成魚のプレコでもそうですが、キュウリはかなり食いつきがいい!プレコタブレットは栄養面など相互的な面から見てプレコには適しているのでしょうが、長く水中に放置していると水質が悪化してしまいますので、そういって面から言えばやはりキュウリが初期飼料としてはベストではないかと思います。

・・・ってな感じでここからが勝負!餓死させない為に餌を大量に入れて、大量の糞と残餌!そして言わずと知れた水換え地獄。これがだいたい2週間続きます。でもこの2週間を過ぎると後は普通のプレコと同じで餌がなくなってお腹が空けば流木も齧るしガラスもなめる。
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長いようで短かった授乳期間?の3週間を終え現在は25mm前後。もうここまでくれば親魚同様の扱いでも大丈夫なので近々水草水槽に5匹ほど導入しようかと考えています。でも小さい間はいいけど大きくなったらソイルは舞い上げるし水草はなぎ倒すし大変かも!?それを考えると水草水槽への導入はやめたほうがいいかな!?
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386.Reproduction [ブリーディング]

2月になるとさすがに寒いですね~!?先週末は強烈でした。でもなぜ2月って寒いの?暦の上では12月が冬至で真冬だと言っているのに...。それなのに春を目前にした2月が寒い? その理由…。太陽の南中高度が最も低く日の出ている時間が一番短いのは確かに冬至。でも冬至の頃には夏や秋で暖められた熱がまだ地面や海に蓄えられているからだそうです。みなさん知ってた?(^_-)
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<<孵化後2日目の稚魚。ブッシーの稚魚ってデカい!この状態でも普通に餌を食いそう!>>
ってことで、まずは写真をご覧あそばせー! 有言実行!狙った獲物は逃さない!...って私の手柄じゃないですが、ブッシー夫妻がやってくれました。ぱぁーっと数えて30ちょっと。しかーし、みんな水槽の底にへばりついてるのは変じゃない?って思いませんか!?

そうなんですよ。変なんですよ。この光景…。実は、産卵していることに全く気がつかないで水換えをしちゃって…。その上、この前作った竹炭筒の出来栄えが気に入らなくて…。水槽の水をいきなり半分抜いて、放り込んでいた流木と竹炭筒3つをトレーに放り出して、水換えをした後、組んだ竹炭筒をバラしてみると何か黄色っぽいカエルの卵のようなものが筒の中にたくさん!!

もしかしてー!!っと気づいてその物体を水槽に戻すと…。稚魚でした。ヨークサック付きの。慌ててバラバラと水槽に戻したものだから稚魚が全部水槽の底に落ちてしまいました。そして水換え中にトレーに出していたので約15分ほど陸上生活させたものだからみんな辛うじて口を動かしているものの体位を保てなくて仰向けの状態で動かない…。

<<よろしければ動画をどぉーぞ!孵化後2日目の稚魚たちです。>>
やっちまった~(ToT)/~~~…っと半分あきらめて稚魚たちに謝りながら10分ほど眺めていたら動画のように尾びれをフリフリして正常な体位に!この後、30分ほど底にへばり付いた後、ピコピコ泳いでそれぞれ好きな場所にくっついて現在も元気に生きております。よかったー。やっぱり卵や稚魚って強いね!? 強烈な水温ショックありーの、phショックありーの、更には陸上生活ありーののありえない状況下でも復活しました。
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<<孵化後4~5日目の稚魚。 ヨークサックがなくなってきました>>
プレコの繁殖マニュアルからすれば、この後(稚魚の保護が必要なくなった後)にまた再度産卵を始めることが結構あるので恐らくこの稚魚たちの弟妹分が近々竹炭筒の中で産まれることでしょう。上手く行けば100匹近くブッシーが殖えることになるのかな!? でもそのうちの何%かは自然淘汰されると思うので最終的にはどれくらい残るのだろう!? 今から水槽壁面の苔とりをせずに彼らの餌を確保しておこうと思っております。(^^ゞ

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279.ガードネリーの稚魚 [ブリーディング]

昨年末に導入したA.ガードネリーが導入後10日目くらいからあちらこちらで産卵のような行為をしていて、メスのお腹にはたくさんの卵が透けて見えていたのですがオスがまだ成熟していないから産卵(受精&孵化)はないだろうと思って特に気にしていなかったのですが・・・。
※写真の上にマウスポインタを乗っけると別の画像が表示されます。

先日、何気なくいつものように水換えをしていると水草の根元付近のソイルから卵がどっさり!それも卵に目がある。ちゃんと受精していたのですね~。(^_^;) 混泳水槽では卵をすべて回収するのは当然無理ですから、とりあえず目のある卵を1つだけ取り出してトレーに収容し、後はそのまま自然の成り行きに任せて・・・。ディスカスのように仔育てをする魚ではないので、様子を見ていると案の定、卵らしきものや稚魚らしきものを親魚たちがついばんでいました。

それにしても、この魚、思っていたより簡単に殖やせる感じがします。混泳水槽から親魚を取り出すのも餌を見せれば勝手に網に飛び込んできますし、雌雄の判別も簡単。水さえ出来ていれば産気づいてお腹に卵が確認できるメス1匹と適当なオスを1匹入れれば勝手に産卵してくれそうです。稚魚の初期もブラインを使えそうですし、頃合いを見計らって先に作ってある底にピートを沈ました36cm水槽で殖やしてみようと思います。

そんでもって現在の稚魚の様子ですが、10cm四方の深さ4cmくらいのプラ容器に2cmほど水を入れ、そこにサルビニア・ククラータを3株ほど入れて水草水槽の水面に浮かせてあります。(もう2週間くらいになります)給餌は一切なし!・・・っというのはサルビニアを浮かせて置けば、そこに(根に)エサとなるミジンコやインフゾリアなどの微生物が発生していますし、わざわざ1匹の稚魚のためにブラインを湧かせるのもね~・・・。それでもエサは足りているようで毎日確実に大きくなっています。どんな魚の稚魚にも言える事ですが、稚魚って結構強いんですよね~ 水質、水温の変化にも強いですし、ある程度の大きさまではそれなりに大きくなってくれますから。 まぁ~とりあえず今回は稚魚の特徴を知るための実験的な育成なので当分の間はこのままでデータ収集してみようと思います。
※写真の上にマウスポインタを乗っけると別の画像が表示されます。

産卵話のついでにその親たちはというと・・・。ウチに来て1ヶ月ちょっとですが、体長は購入時の3cm弱から4cm強へ! やっぱりメダカと言うだけあって赤虫が大好きなようで毎日2回お腹いっぱいになるまで与えた結果、急速に大きくなってしまいました。このままではちょっとメタボメダカになりそうなのでクロマの人工飼料に切り替えました。とりあえずみんな元気で1匹も落ちることなく毎日のように水草の根元で産卵行動をしています。1ヶ月飼ってみて・・・結構強健種だなぁ~って感じますが夏場はどうなるんでしょうか!?今からちょっと心配です。
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240.吐き出した! [ブリーディング]

はい、こちら新型インフルエンザが猛威を振るっている大阪からの中継です! 橋下知事の「流行警戒宣言」で町はマスクを装着した人に溢れ、薬局ではどこもマスクが売り切れ状態。また府内全域の中学校及び高等学校は1週間休校、学習塾も関係機関からの自粛要請によりほぼ休講状態となり平日の昼間だと言うのにガキんちょが町を練り歩くというかなり異様な光景となっております!
以上、大阪からたかあきがお伝えしました!!

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続いてAQUAなニュースです!・・・その口調もういいって?(^^ゞ
先月買ったバイランティが産卵&孵化(吐き出し)に成功しました! 2週間くらい前からオスが1匹餌も食べずいつも口(顎)を膨らませていたので「卵を咥えてるのかなぁ~!?」なんて思っていましたが、やはり咥えていたようで、約2週間のマウスブリードを終え全ての稚魚を吐き出したようです。
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しかぁ~し! 咥えていることに気づいてはいたものの隔離するなどの処置を行ったわけではないので、吐き出した瞬間に他のバイランティたちに「パク!パクパクパク!」状態で何匹孵化したのか何匹残っているのかも確認できない状態で・・・。 それでもまぁ~水草がどっさりと茂ってる水槽なので、何匹かは残るでしょ! 餌は・・・インフゾリアやミジンコの類が何なりと湧いてるでしょ!ってな感じで例にもよって稚魚がいても放置スタイルで様子を見ています。 こんな管理で何匹生き残るのか? ある意味こっちの方に興味がある。いわばワイルド状態ですね。「運のいいヤツ、強いヤツだけが生き残れ!」って感じで。(^^ゞ

・・・ってことで、とりあえず孵化に成功したので、今回のブリードに関するデータを!

60(w)×45(H)×30の水草繁茂率90%の水槽にバイ♂15匹、バイ♀2匹を入れ逆ハーレム状態から♀が選んだ♂とのブリード。濾過はパワーボックス45×2で低床は2年使い込んでる無印ソイル。水質はph6.2、GH2、KH1、水温25℃。
また手元にある・・・って言うか、ブリードの前から情報収集&考察しておいた一般的なバイランティの繁殖に関するデータでは、♀の産卵周期は30日前後で♂が卵を咥える期間は2週間前後。繁殖は今の時期(八十八夜前後)が最も多い。・・・すべての魚にいえる事だけど。 産卵数に関しては♀の大きさでかなり変わるが全長45mm(今回産卵した♀のサイズ)で約50個。Maxサイズ(70mmくらい)の♀では150個以上産卵するのも珍しくない。

バイのブリードで最も重要なのは♂の大きさ。今回卵を咥えた♂は全長50mmくらいの中型の♂であったため、例え50個咥えたとしても、孵化するまでキープできたのは30匹前後のはず!? バイは言わずと知れたマウスブリードの魚なので、♂の口腔内が大きければ大きいほど効率はいい。

ブリード環境に関しては、基本は45cm水槽程度の物を用意し、ある程度リラックスできるくらいの水草や流木を配置。産卵1ヶ月前(八十八夜や満月を予測して)ペア飼い。水質は濾過(硝酸塩)や燐酸のよるph降下ではなく、ピート成分でのph降下でph6.0前後を維持する。

産卵を確認したら孵化(吐き出し)まで2週間くらいの猶予はあるが、♂♀間での小競り合いや♀への給餌を考慮するとタイミングを見て♀を別水槽へ移動し、吐き出す時には食べられることがないように気をつける。 また、吐き出しが始まり約2日程度で全ての稚魚を吐き出すので、その辺のタイミングで♂も別水槽を移動し、約2週間の子育てによる体力低下を養生させ次の産卵に備える。

稚魚は吐き出された時点で既に5mm程度の大きさなのでいきなりブラインを食べることも可能。約3ヶ月で2~3cmとなり赤虫でも食べられる大きさとなる。

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132.繁殖マニュアル3 [ブリーディング]

《稚魚の育成》
孵化直前から親魚は体色を徐々に黒化させ、体表は常に薄い粘膜が覆っている状態になります。 一見、phショックを受けた時やディスカスエイズになった時のような感じになりますが、これは調子が悪いのではなく、ミルクを分泌する為なので心配ありません。 また哺乳類のそれとは違いミルクは雌雄共に分泌しますのでどちらかの親が極端に疲れてる場合や卵や稚魚の取り合いが激しい不仲なペアな場合は片親だけで育児することも可能です。



 
photo:孵化して約1ヶ月経ったくらいの稚魚たち(1円玉サイズ)。 この段階でようやく乳離れ。 毎日数回のブラインや冷凍ミジンコ、イトメなどで飼育。ただこの時期から恐怖のハンバーグシンドロームが・・・・・。
《孵化後1~2週間》
無事に体着できた稚魚は親のミルクだけを食べて日々恐ろしいスピードで成長し、体着後5日~1週間でブラインの幼生を食べれるサイズになります。 初めての繁殖ではブラインを投入する時期を迷うかも知れませんが、基本的には体着後1週間が目安になります。 しかし給餌が数日遅れたところで特に問題はなく、この頃の稚魚にとってはブラインを捕食するより親のミルクが生命線なので慌てて用意する必要もないと思います。 どちらかと言えば焦ってブラインを与えるより、ミルクで育つ間はブラインを用意しなくてもいいのではないか!?と思ったりもします。 給餌をはじめると水質の悪化も早くなることだし!

そもそも、ディスカスという魚がこういった特殊な子育てをするのも生息地の河川が産卵のシーズンになるとミジンコや原生生物が少なくなるので稚魚に十分な餌が回らない。その為に進化の過程で親魚の粘膜が栄養分のあるものに変化し、稚魚が餌を捕食出来なくてもミルクを食べることである程度までは成長できるのではないか?と言われているので、そういった面からも急いでブラインを与えずとも成長が可能ではないと考えています。

《孵化後2~3週間》
孵化後2週間以上経てば、稚魚たちも徐々にディスカスらしい体(体高が出てくる)になります。 この頃になるとミルクよりブラインなどを好んで食べ、時に親の体から離れ、餌を探して泳ぎまわるようになります。 ブラインの給餌回数としては1日最低5回以上。1回の量は稚魚の数によってかなり左右しますので、稚魚のお腹を見ながら、膨れ具合によって判断するのが無難だと思います。この頃の稚魚の特徴として、親のミルクを食べているからなのかどうかは定かではありませんが、免疫力、抵抗力がかなり強く、そう簡単に死んだりはしません。 

親の負担を考えれば、そろそろこの辺りで親離れさせても問題ないと思います。ただ個人的な意見ではミルクを食べている時間が1日でも長い方がこの後やってくる「魔のハンバーグシンドローム」を乗り越える数が多いように思いますので、ウチでは最低3週間は親と同居させ、親にまだ余裕があるようなら1ヶ月以上同居させるようにしています。

《孵化後1~2ヶ月》
この頃になれば、もう立派な魚の体型になっています(といっても長細いですけど)。 餌もブラインからミジンコやイトメなどを食べるようになり、飼い主によっては人工飼料やハンバーグを与えている場合もあります。 しかし、この1円玉サイズの稚魚を管理するのがディスカスの繁殖での一番の難関です。 昨日までは元気に餌を食べていた稚魚がある日を境に大量に死んでいく・・・。 これが「魔のハンバーグシンドローム」です。 このハンバーグシンドロームは一度落ちだすとなかなか止めることができません。この症状が出だすと管理者は落胆と試行錯誤の毎日だと思います。 このハンバーグシンドロームの原因は定かではなく、対処しようにも非常に難しい。

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