018.塩の効能

熱帯魚飼育で必要不可欠な塩。塩を水槽に入れるにはいくつかの意味がある。

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浸透圧調整

ミネラル補給

エラ細胞の活性化

殺菌効果

その他にも色々な効果が期待できる

上の効能をそれぞれまとめてみると・・・。
まず、浸透圧調整だが、淡水魚の体液は約0.5％だと言われている。通常、飼育水には塩分がほとんど含まれていないため、魚は体内に真水が入って体液が薄まらないように腎臓で尿として体外に排泄し体液をコントロールしている。それが病気などでコントロールできなくなると体液が薄まり腎臓や肝臓が弱り色々な臓器不全をおこす。

また体表に外傷や潰瘍などがあると、浸透圧の差で患部の細胞に負担がかかり、治癒しにくいが、塩で浸透圧の差を少なくすることで、患部の細胞へのダメージが減り治癒しやすい。

次にエラ細胞の活性化、ミネラル補給だが、魚はエラ細胞から水に溶けているミネラル分を吸収して血液に送り込んでいるので塩を入れることで浸透圧の差が少なくなりエラ細胞の代謝が活発になり、効率よく酸素やミネラルを補給できるようになる。また塩にはナトリウム、マグネシウム、カルシウム、塩化物イオンなど、豊富なミネラルが含まれている。

治療の場合の用法容量は水量に対して1％が上限だが、2％や3％で2～3時間の短期塩浴もある。通常は0.5％で行い、魚の様子を見ながら徐々に1％に濃度をあげて治療を行うのが安全。

水1Lあたり塩5gで塩分濃度0.5％
水1Lあたり塩10gで塩分濃度1.0％

また、単なるミネラル補給という意味で使うのであれば、入れないよりマシと言う程度で、ティースプーン1杯や2杯といった量で良いと思う。最後に治療やミネラル補給で使う塩だが、岩塩や粗塩などの天然塩をオススメする。精製塩にはミネラル分は期待できない。

017.岩塩

熱帯魚の病気治療やミネラル補給、浸透圧調整と色々な用途で使われ飼育に必要不可欠な塩だが、今回は以前から気になっていた岩塩を購入。岩塩は普通の粗塩に比べ大量のミネラル分が含まれ、水槽に投入すると時間をかけてゆっくりと溶けるので、魚や水質に急激な変化を与えない為ストレスなく使えるというのが強み。

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岩塩の成分（100gあたり）

• エネルギー0.00Kcal
• 蛋白質0.00g
• 脂質0.00g
• 糖質0.00g
• ナトリウム38.35g
• カルシウム0.43g
• マグネシウム0.01g
• 塩化物イオン59.17g
• 硫化イオン1.02g
• 水分0.72g

今回購入したのは「蒙古の塩（内モンゴル吉蘭泰の天然岩塩）」一億数千年前の地層から採掘された岩塩で太古の海水がじっくりと時間をかけて凝縮されたものである。そのため、海の名残の海草や貝殻などの自然物が岩塩の中に含まれている。この岩塩の用途は、水換え後やエサ食いの悪い時に100Lあたり4cmくらいの岩塩を投入。病魚治療には水量に対して0.5～1%の岩塩を投入する。

さて、気になる投入後の魚の反応は・・・。
水槽の底に落ちている岩塩に魚が集まり、岩塩をつつくように戯れていた。勝手な推測だが、おそらく岩塩から溶け出したミネラルを取り入れようとしているのでがないか！？・・・と感じた。

016.ショールトルマリン

宝石として、また肩こり解消やマイナスイオンで有名なアイテムのトルマリンですが、 最近Aquaの世界でも効果があるという報告が多く飛び交っている。 何でもそうだと思うけど、体に良いと言われるものは限度さえ考えて使 えばAquariumにも使えて、それなりの効果が期待できる。

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さてAquaでのトルマリン効果は・・・。

遠赤外線効果

電気分解による水の活性化

マイナスイオンを発生させる

殺菌、消臭作用

Phの低下を緩和させる（phが安定する）

水の分子を細分化し、水がマイルドになる。

魚や水草に必要なミネラルを放出する。

界面活性作用でガラスの汚れ、コケの抑制

以上をまとめてみると・・・。

水の透明度が上がり、phが安定する。

魚の体表やエラへの負担が減りツヤがよくなり、食欲が増す。

細胞が活性化されるので、抵抗力や自然治癒力も増強される。

各種コンディショナーを入れないでもミネラルの補給ができる。

その他色々な効果が期待できる。

用法容量は10Lあたり約20gのトルマリン原石を濾過槽や水槽内の水がよく当たるところに入れる。まだ試してないが、水草の底砂に埋め込めば根の活性化に効果があるかも！？もちろん人間にも有効で1Lあたり100gの原石を入れ、4時間放置すると家庭で作れる手軽なアルカリイオン水ができる。（上記容量をヤカンに入れて沸騰させれば待たずに瞬時にできる。）また浴槽に2kg入れればお肌や肩こりに効く温泉になる。 そして・・・・・上手くカットすればアクセサリーにも！？＼(◎o◎)／！

011.木酢・竹酢液のススメ

お風呂に入れてお肌スベスベ、生ゴミにスプレーして消臭、植木にスプレーして花イキイキ、電柱の根元にまいて犬猫のおしっこ対策。　色々な効果で有名な自然が生んだ便利グッズの木酢酸だが、ＡＱＵＡにも重宝する逸品である。

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コケだらけになったアヌビアスにスプレーするとコケだけが枯れる。

水草水槽10Ｌあたりに3～5mml入れれば、水草イキイキでコケがでない。

10Lあたり5mmlくらいいれれば、濾過細菌も活発になり濾過効率もあがる。

水槽特有の生臭いニオイが消える。

副作用のない天然のｐｈ降下剤として使える。

魚のスレやキズの治りが早い。

殺菌効果があるので、病気の予防ができる。

エサ食いがよくなる。

・・・などなど、効果をあげるとキリがないくらい役に立つ。使用に際して注意する点は、10Lあたり10mml以上入れないこととphショックがおこらないように投与する量を考えることだけ。・・・というのは、木酢液は殺菌作用があるので、ある程度までは予防や治療に効果があるのだが、適量を超えて投与すると、濾過細菌も殺菌してしまい濾過が崩れる。この上限は俺が使ったところ15mmlまでは大丈夫だったのだが、木酢液もメーカーなどで成分が多少異なるため、とりあえず10mmlまでは安全としておく。上で箇条書きしたような使い方をするには5mmlで十分効果を発揮すると思うので、通常はこの量での使用がオススメ。ちなみに我が家の場合、水道水（ph7.3）に3mml入れればph7.0。 5mml入れればph6.7まで降下する。

木酢液を購入する時の選び方は、ph表示のあるもので容器の底に沈殿物の少ないもの。希釈されていないもの。だいたい1Lで1000円程度のものを選ぶ。また、木酢液の他に竹酢液というのもあるが、ほぼ同じ成分なので竹酢液でも問題ないと思う。木酢液に比べてタールが少ないので、液の濁りや沈殿物が少ないのも竹酢液の特徴。キレイな琥珀色をしている。

004.水槽にも HB-101

「60cm水槽に2、3滴　　90cm水槽に4、5滴入れるだけで水質安定！」・・・単なる園芸用活力剤と思っていたけどこいつは凄い動植物活力剤だ！（ペット用のパッケージもあるけど中身は園芸用と全く同じ・値段も同じ）

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使い始めて1年になりますが、ディスカスの様子がとってもいい感じ！水換え直後のストレスによる粘液の分泌がほとんど見られないし餌食いや糞の量（形状）がとても快調のように見える。濾過槽のバクテリアも活発になるらしく、水の透明度もピカピカだったりします。別にHB-101の回し者ではないけど、アクアリストにはお薦めできる逸品。　ネットでも検索してみたけど、実験的に水槽に使ってみて「素晴らしい」という評価も多いようだ。穴あき病が治癒したとの報告もあるようだし、病気の面でも効果が期待できると思う。免疫力があがるのかな！？

さて、ウチで使っている現在の使用量ですが・・・。

ディスカスの場合は換水量20Lに対して1滴。週に約2回、1/3ずつ。

大型魚の場合は週1で換水量10Lに対して1滴。（1/2換水）

水草や小型魚の場合は適量。 2週間に1回、水槽半分の換水

水草水槽は1ヶ月～1.5ヶ月に1回1/4くらいの換水。換水時には適量の101を添加しますが、それ以外に油膜が出てきたり、コケが出てくれば5滴。それ以外に週に1~3回2~3滴添加して水質を維持している。

その他にうさぎが1匹いるので、こいつにも動物実験してみました。動物実験と言えば聞こえは悪いけど、パッケージの説明にあるように、動物や人体にも一切害はありませんの言葉通り、悪い影響はない！　・・・っというか逆に、餌食いがますますよくなり、ウンコもトイレに入りきらないくらい大量で、前にも増してデブうさぎになったらこまるので、うさぎの飲み水への101添加はやめました。(^_^;)

HB-101は園芸店やホームセンターなどで100ml入りで2,300円くらいで購入可能！　値段だけみれば若干高いように思われるかも知れないけど、100mlあれば、普通の規模の水槽であれば半年以上使えるので決して高い買い物ではないと思います。　また公式サイトに無料サンプルの請求もあるので興味のあるかたは是非！