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167.復活!水草水槽 [水 草]

去年の猛暑で壊滅状態になった我が家の水草水槽。 高水温の水槽で育成を続けるとすべて枯れてしまうのではないか?・・・という判断で一部を水上葉栽培に切り替え、何とか夏を乗り切った水草だけを晩秋から屋内水槽へ戻し復活させることだけを目標において育成してきた。 その甲斐あって、何とか自分の中での復活の期限(3月)までに勢いを取り戻してくれた。
壊滅状態の時の水草水槽はこちら→「118.夏バテ



Lens:EF-S60mm F2.8 Macro USM
焦点距離:60mm 露出モード:絞り優先(Av) 絞り:F8
1/13sec 露出補正-2 WB:オート 感度:200 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし 
ホタルック×4灯
ADAのカタログ風に周囲を若干トリミング加工


今回はかなり苦戦しました。って言うか、メチャメチャ時間がかかりました。 水上栽培で残ったのは1cm~5cmくらいのヒョロヒョロの水上葉が各数本程度。 それを素焼きの植木鉢に1本1本大事に植えて培養状態で立て直し! その時の写真がこれ→「142.販売水槽」。
エビが水草の上に乗るだけで抜けて浮いてしまうような貧弱な株で大変でした。(T_T)  でもまぁ~現在はこのとおり、元気にワサワサしています。 秋になって一部新しい草を導入しましたが、メインとなる草は以前のままで維持しています。

ってことで、何となく我が家の水草水槽の水草たちをラインナップ!
写真左後方より後景→中景→前景という順番で!
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まずは後景
◆グリーンロタラ(レッドタイプ) プライベート便【Rotala sp】◆
グリーンでもインジカでもないちょっと珍しいロタラ。 水中の鉄分をコントロールすることでインジカ以上に深紅に染まる水草で今のところspの名前がついている学名が定かではない種。 夏には一番の壊滅状態になったが、今では捨てても捨ててもきりがない状態。

◆クリナム アクアティカ ナローリーフ【Crinum calamistratum】◆
西アフリカ原産の細手のクリナム。 1株買っただけなのにいつの間にか4株?5株?・・・って感じで増え続けている丈夫な水草。 猛暑もへっちゃらで、唯一何もなかったように同じ場所で増え続けている。 大株になるとカッコイイのだけど、水換え時やトリミング時は手やハサミ、網に絡まってイライラする! この草を栽培していると長髪の女性がイライラする気持ちが分かる。ティモテしなきゃね! えぇ? 古いって?(^^ゞ

◆ヒメコウホネ【Nuphar subintegerrimum】◆
絶滅危惧種Ⅱ類に記載されている水草で最近は少し入手困難かも? でもホームセンターのビオトープコーナーでたまに見かけたりもする。 我が家で唯一の純和風の水草って感じだろうか? もともとはグラスキャットが泳いでるボトムサンドが敷いてある水槽に入れてあったのだけど、これも夏の高水温で弱っていたので低床をリセットした水草水槽で立て直すことにした。 今では元気いっぱいで次から次へと浮き葉を出してくれるので切るのが大変。

◆ルドウィジア インクリナータ【Ludwigia inclinata】◆
南米パンタナルで川底を真っ赤に染める赤系の水草。 オレンジ~茶褐色の葉にクッキリと浮かびあがる葉脈が魅力の種。これからの課題はこの草をもっと赤く染めること。

ここから中景
◆クリプトコリネ ウンデュラータ【Cryptocoryne undulata】◆
これも夏を乗り切った丈夫な水草。 レイアウトの変更やトリミングでこの水草を抜こうものなら根っこ付近にある球根のようなものが飛び散りあちらこちらで増殖してしまう。 ちょっと扱いが大変な草。

◆ニードルリーフ ルドウィジア【Ludwigia arcuata】◆
赤くて針のような繊細な葉が魅力の種。 この水草も低床肥料と水中肥料(主に鉄分)をコントロールすることで真っ赤に染まる。1本1本は細くてそれほど存在感はないけど、密生させると赤さとボリュームが美しい。

◆パールグラス【Hemianthus micranthemoides】◆
まぁ~これは有名な水草なので誰もが知ってることでしょう。 酸性に傾く水槽では展開が遅いけど、中性、中硬度の水槽では恐ろしいほど増える。

◆アラグアイア レッドロタラ【Rotala sp from Araguaia】◆
南米アラグアイア産の新種ロタラ。比較的新しい種だけど、最近は流通量も多くなってきて水草に力を入れているショップであれば水上葉で入荷されることも多い。綺麗に育てるのが難しい水草で根と葉から効率よく鉄分を吸収させないとこの草本来の赤さはひき出せない。成長は遅く、下葉はコケがつきやすい。またトリミング時はある程度伸びてから切るようにしないとイジケテしまう。

◆エキノドルス・オゼロット レッド【Echinodorus "OZELOT"】◆
改良エキノドルス。「スクルエテリ レオパード」と「バーシー」を交配させた改良品種で葉に斑が入るエキノドルス。綺麗なことは綺麗なのだけど、ちょっと大きくなるので、パールグラスの森の中で光をあまり与えず栽培中。・・・なのであまり見えません。強くて丈夫な種。

◆エイクホルニア ディヴァーシフォリア【Eichhornia diversifolia】◆
簡単なようで難しい。難しいようで簡単。 いまだ性質をつかみきっていないけど普通に増えている。 下葉が黒くなりやすいので光の強いところに置いておくと少し目障り。 段々にトリミングしたりピンチカットすると鋭いトニナの森のようになる。案外綺麗かも!?

◆レッドルブラ【Ludwigia perennis】◆
安価でポピュラーな種だけど、水中葉で管理するのが非常に難しい種。 この草の生命線は低床の状態を万全に維持し、適度な低床肥料と適度な水中の鉄分を維持すること。 水中で維持するのが非常に難しいといわれるけど、ウチでは案外育ってくれる。

◆オランダプラント【Eusteralis stellata】◆
ピンチカット直後なので写真には写っていないけど、とりあえず植えてます。 この草も水質の変化に敏感だし、トリミングでいじけてしまう性質があるのでめんどくさい。 でも、大きく展開した葉は美しくかなり存在感のある水草。

◆レッドタイガーロータス【Nymphaea lotus var.rubra】◆
なぜこの草を中景に???誰もが疑問に思う配置。 自分でも不思議。 ただこれは嫁の命令なので中景の位置に置いている。 なので頻繁にカットカットカット! デカイ! めんどくさい!

最後に前景
◆ブセファランドラ クダカン産【Bucephalandra sp】◆
西カリマンタンのジャングルの奥地にある水草。 現在4種くらいが市場に出ているけど、このクダカン産はあまり出回ってないとか!? これまたプライベート便。 購入した時、葉っぱが数枚ついてる株で1株5000円。 現在は何株分になったのだろうか!? おそらく10万円分以上はある。 サトイモ科の植物で水中でも小さな花をつける。 葉は硬く活着する性質がありアヌビアスのような感じ。

◆グロッソスティグマ【Glossostigma elatinoides 】◆
みなさん知ってのとおり、前景の定番! 炭酸ガスと光、肥料さえ十分であれば「あぁ!」と言う間にこの通り! 砂が見えない緑の絨毯になってしまいます。 増えすぎると大変。 カットも大変。
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以上が現在水草専用水槽に入っている面々です。 他の水槽で弱ってる草があれば水草水槽で立て直したり、寂しい水槽があれば元気な水草を移動したりと結構入れ替わりが激しかったりしますが、基本的にはいつもこんな感じでボーボーです。

さてさて、我が家のこの水草水槽・・・。ご覧頂いて何かお気づきになったでしょうか? そうです!「全くレイアウトしない」って言うのがこの水槽の特徴なんです。(^^ゞ これは嫁のポリシーで「誰もかれもがADAみたいじゃ面白くない!」「雑誌の水草水槽見てもみんな同じでつまらない!」って言うことでみんなと違う道を進みたいとジャングルのような水槽を好んで維持しています。

まぁ~そんな事情なので水槽内の装飾品も一切ありません。(流木とか岩とか) こんな育成方法なので、たまに何を楽しみに維持しているの?って疑問に思うこともありますが、黙って従うようにしています。やっぱり沖縄の熱帯雨林で育った人間は感性が違いますね? 我々文明人は失われた自然を再現したいとネイチャー系にあこがれるのでしょうが、野生人は偽りのネイチャー系では満足できないみたいです。(^^ゞ


タグ:水草
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164.ホタルック [水 草]

家庭用蛍光灯NECのホタルックってご存じですか? また前回の液肥の続きアンチADAネタになっちゃうかも知れませんが・・・。 まずはこのホタルックFRESH(FL20SSEDF/18-SHG)のスペックを簡単に紹介! 直管形20型(18W)、色温度8000K、3波長蛍光ランプ、全光束1380lm、定格平均寿命8500時間。

水草水槽をやってる方ならどこかで見たことのあるようなスペックだと思いません? そうです。 ADAのNAランプです! 特に注目するポイントは3つ! 色温度、波長、価格です。 色温度についてはNAランプと同じ8000K。 この色温度は植物栽培に適した真昼の太陽光とほぼ同じ明るさだと言われ、水草水槽に最も推奨される色温度です。 続いて波長。これもNAランプとほぼ同じ3波長となっています。3波長形蛍光ランプは太陽光に最も近い人工的な波長で植物の光合成を促進し、これも水草水槽には推奨されています。 最後に一番大事な価格。 NAランプ20Wは定価は1500円、実売価格で大手ショップでは1300円くらいで販売されているのに対し、ホタルックFRESH(FL20SSEDF/18-SHG)は2本セットで750円前後。安売りであれば600円くらいで2本買えます。 なんてお得なんでしょう!(*^^)v  その上、NAランプのように専門店に行かなくても家電量販店やホームセンター、コンビニにだって置いてあることもある。 これほど便利で実用性のあるランプを使わないなんて損ってもんですよ! 

なのでウチの水草水槽ではこのホタルックFRESH(FL20SSEDF/18-SHG)を4本使って水草を育成しています。 もちろんNAランプと比べて成長具合などの差はほとんど感じられません。 反対に1本1500円のNAランプと1本350円のホタルック・・・値段の違いは何?っといつも疑問を抱いてしまいます。

Lens:EF-S60mm F2.8 Macro USM
焦点距離:60mm 露出モード:絞り優先(Av) 絞り:F2.8
6sec 露出補正±0 WB:オート 感度:800 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし 消灯直後
ホタルックの残光のみで撮影
そしてホタルックにはこういう特徴も↑
上の写真、ISO感度や絞りをミスって暗く写ったわけではありません。(^_-) この記事を閲覧して頂いている方のPCのモニター解像度で写りが多少違うかも知れませんが、イメージ的には「街灯もない田舎道を月夜の光に照らされて歩く・・・」ように微妙な光が暫くの間(15分~30分程度)水槽を照らし続けます。 これにより、消灯時に急に暗くなって魚が暴れたり、ビックリして飛び出すなどと行った事故がかなり減ります。 特に神経質な魚には有効でストレスによる弱りなども軽減してくれると考えています。 実際、我が家ではホタルックに変えてから魚の飛び出し事故が1度も起こっていないので残光タイプはかなり使えるのでは・・・・と思います。

他にも「東芝メロウZ PRIDE クリアディライト色(7200K)」なども3波長で水草には適しているのですが、ホタルックの残光はなかなか捨てることができない大きなメリットなので、現段階では使っていません。

AQUA関係の設備はケチってはダメだと思います。 必要な設備であればそれなりの設備投資は必要かつ有効です。 ただ液肥の時にも触れたかも知れませんが、流通量や生産コストを考えれば一般に普及しているアイテムの方が確実に安い。 AQUA専用品であれば意味もなく高い。 特に消耗品であれば、使えるものは何でも使った方がいいに決まってる。 もちろん使う上でそれなりのリサーチをして劣ってない品物であればってことは言うまでもありませんが・・・。 そういった意味でも約半年~1年に1度蛍光灯を交換しなければいけない水草水槽ではこのホタルックが大変有効だと思います。


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161.園芸肥料で [水 草]

ディスカスといえばハンバーグ、大型魚といえば金魚、そして水草といえば液体肥料。 最近は各メーカーが「コケが出にくい」とか「水草がイキイキ」とか色々なキャッチフレーズをつけて売り出してますが、水草用品と言えばやっぱりADAでしょ。(^^♪

・・・っていいつつ、今日はADAの宣伝ではありません。 どっちかと言うとアンチADA的なネタになるかな!? だってADAの製品は使い勝手もデザインもいいけど、値段もかなりいいからね! そんなの大量に使ってられません。 ってことでウチで使っている肥料はこれ↓

もちろん使い勝手のいいADAのボトルはちゃっかり使ってます。(^^ゞ  でも中身は右に並んでいる園芸用肥料です。 前方がハイポネックス開花用180ml。後方は硫酸カリ1kg。

植物の成長に必要な栄養素は窒素、リン、カリ。 ただ水草水槽の場合、何でもかんでも考えずにやたらと入れてしまえば直ちにコケコケの水槽になっちゃいます。 ここで必要な知識として窒素、リン、カリのバランス! 水槽内ではご存じのとおり魚やエビなどの生物が入っていれば肥料を何も入れなくても硝酸(つまり窒素)濃度は徐々に上がっていきます。 すなわち、水槽に窒素系肥料を入れるのはタブー!(魚が少ないと話は別ですが) 前に触れているように、植物は窒素、リン、カリのバランスがうまく調整された肥料でないと吸収することができず、アンバランスな添加では単なる水中の汚染物としかならないのです。(汚染物=コケコケ水槽) なので、窒素を含まない肥料を使うことで、水中の硝酸とのバランスをとって水草に吸収させるということですな。(*^^)v

そういった点で便利なのが、今回のハイポネックス開花用です。肥料バランスは窒素0、リン6、カリ4です。 この肥料の作り方はとても簡単。 ハイポネックス開花用180mlを買ってきてADAの500mlボトルに入れ、ボトル満タンまで水を入れるだけ。 これで市販の専用肥料とほぼ同様の効果を持った自家製液肥の完成です。 値段的にADAが1本2000円くらいなので、その約1/4。500円程度で作れます。添加量もADA同様で水換え後または必要に応じて60cm水槽で3プッシュ。

次に硫酸カリ。 藻類が出たり、葉の白化現象がおきてしまう。 またはセットしてから1年ちかく経過した。などといった症状が出た場合、ほとんどの確率でカリが不足しています。 ここで使われるのがADA BRIGHTY Kですが、これも高い。 なので硫酸カリを使って自家製カリ肥料を作ってみましょう!

上の写真にある袋入りの硫酸カリは1kg入って500円もしません。 そして1ボトル作るのに必要なのはたったの15g・・・一袋で一生分ありますね。(^^ゞ
これも作り方は簡単で硫酸カリ15gをボトルに入れ、ボトル満タンまで水を入れるだけ! かなりお得でしょ!? ただ、普通に硫酸カリを入れて水を足すだけでは、溶け残ったものや不純物が沈殿してボトル内で白く濁ったり成分が沈殿したりします。 肥料的には全く問題ないのですが、せっかくADAのオシャレなボトルにいれてるのに見た目が・・・って方には、カリを15gより若干多くし、よくかき混ぜた後でコーヒーフィルターなどを使って、溶け残りを取り除くって方法もあります。 ウチでは18g入れてかき混ぜた後、濾紙で2回濾しています。 綺麗に透明になりますよ。(^^♪

これらのレシピ、簡単でテキトーな感じがするでしょうが、ある程度計算した上での配合なので成分分析してもメーカーの水草専用肥料とほぼ同じです。 違いと言えば、やれ海洋深層水だとかミネラル(微量元素)だとかビタミンだとかっていうおまけがあるかないかだけ。 もちろん、各種ミネラルやビタミンも水草の健全な成長には必要ですが、ハイポネックスにはビタミンもちゃんと入ってるし・・・。 特に劣ってるとは思えないけど何か違うのでしょうね!? 結局のところ、園芸用と水草用では生産コストが違うから値段が大きく変わるだけで、水草もプランターの花も野菜もみんな同じ植物なのだから、必要とする肥料は同じなのです。

肝心な水草の成長に関していえば、長年使ってますが、専用肥料との差は全く感じません。 普通に使えます。 元気に伸びます。 ちゃんとジャングル水槽になります。 気難しい水草でもこの肥料で今のところ育たなかったものはありません。 ・・・・ってことで、簡単、お手軽な自家製肥料のお話でした。

ちなみに我が家では、ハイポネックス希釈液肥を様子を見ながら4プッシュ。 硫酸カリ希釈液肥は毎日3~6プッシュ添加しています。 通常60cm水槽であれば両方3プッシュでよいのですが、ウチの場合、60cmワイド水槽なので水量が若干多いのと、有茎草がかなり生い茂っているので少し大目の添加になってます。

補足として、生態数の少ない水草水槽や有茎草などの窒素系肥料を好む(多く消費する草)を多く植え込んでいる水槽では窒素が極端に少なくなっている場合もあります。 これらの水槽にリンとカリのみの添加では白化したり萎縮したりと成長障害が発生することもあるので、様子を見ながらですが「ハイポネックス原液」を希釈して添加した方が調子がいい場合もあります。 こればっかりは管理者が日ごろから観察し、自分の水槽がどういった肥料を必要としているかを見つけないと仕方がない。もちろん添加量も! ウチではハイポネックス開花用とハイポネックス原液をミックスした希釈液を用意して必要に応じて使い分けています。 また、微量元素ですが、ソイルなどにある程度添加して練りこまれているものの時間が経てば水草によって消費されるので、ハイポネックス活力液も添加しています。 元気のない時や赤系の草が薄れて来ている時などに10ml程度添加すれば活性は高まります。


 


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151.無印ソイル [水 草]

水槽内に植木鉢を入れて育成していた水草たちが元気に増えてきたので、騙し騙しで引っ張ってきた水草水槽の底砂をやっと交換しました。 交換にあたって、底砂を何にするか悩んだ結果、やはり根張りがよく水質を安定させるソイルにしようということで早速ADAのアマゾニアを買いに馴染みのショップに・・・。 しかし、アマゾニアⅡしか売ってない! 最近、アマゾニアは2種類あって最新のⅡは腐植酸が少なくて水草の育成にはややマイナスっていう意見もあるので少し考えていると、店主から「無印ソイルを試してみない?」という提案が・・・。

photo:古いソイルをホースで吸出し中! 土砂崩れ発生!!!
このソイル、某問屋がアピストやワイルドベタ、珍カラなど気難しい種をストックするために開発したphを低く抑えて水質も良好に保つと言う商品で、基本的には流通していないソイルだとか・・・。このソイルを使うことで弱酸性を好む小型魚や水草が死んだり枯れたりすることなく維持できるとも言っていたので、とりあえずモニターになることにした。

無印ソイルを購入して、家に帰り早速交換開始! 新規セットと違い、既に魚やエビ、水草が入っているので完全に水を抜いて作業するわけには行かないので、ソイルを吸い取っては水を足し・・・とすること2時間。やっとソイルを全て交換できた。

photo:新しいソイルに水草を植え込んで一晩でこの透明度!
Lens:SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF
焦点距離:20mm 露出モード:絞り優先(Av) 絞り:F10
1/20sec 露出補正-2 WB:オート 感度:400 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし 蛍光灯4灯(10000K×2 8000K×2 )

作業完了後の第一印象・・・・ソイルが明るい! 落ち着かない。(写真はマイナス補正なので分かりにくいけど)  購入時に言われてはいたのだけど、このソイルはアマゾニアのように着色していないので色はかなり明るい茶色。でも、これがこのソイルの特徴の1つで着色するとph値をコントロールできなくなったり、水質浄化が出来なかったりするらしいので、この明るさは仕方ないといえば仕方ない。 まぁ~時期を見て、前景の土を覆うような水草(グロッソやウォーターローン)などを敷き詰めれば何とか落ち着くだろう。

次に水質に関する印象は、店主の言ったとおり、交換前はph7.0をキープしていたものが交換後一晩で6.3まで落ち、その後、上がることも下がることもなく、そのままの状態で弱酸性を保っている。 そして何より驚いたのは水の透明度。 交換前も特に不満のない透明度だったように思っていたのだけど、セット直後に濁りが速やかに消え、数時間後には透明な水に。そして1晩で驚きの透明度に!! このソイルの特徴と言われている究極の透明度は本物だった。

水草の発育状態(根張り)に関しては、数週間使ってみないと何とも言えないが、アマゾニアや他のソイルとは違い、粒の大きさが統一されてないので植えやすいし、抜けて浮くこともなかった。 この調子であればおそらく他のソイルより自然な感じで根張りするのではないかと思っている。
ただ、完全に水草専用というわけではないのでカリの含有量が少ないようでブライティKなどで定期的にカリを添加する必要はあるようだ。

まだ試してはいないけど、ディスカスにも使えそうな気もする! タンクinタンクでブルカシステムのような使い方をしたり濾過槽にネットを入れて浸しておくと浮遊物や汚染物質などを吸着し、phが急降下しない水質を維持できるかもしれない。 繁殖時に使用することで適度にphの落ちた産卵に適した安定した水になるような気がする。 
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142.販売水槽? [水 草]

今年の猛暑とソイルの寿命のダブルパンチで壊滅状態になってしまった水草水槽。 秋になり、水温が下がってきたので、本腰を入れてレイアウトでもしようか!・・・って思ったんだけど、夏に水草を大量に融かしてしまったのでレイアウトするにも本数もボリュームも全然足りない。 足りないなら買い足せばいい!とも思ったんだけど、買おうにも、もともとあった水草はどれも珍種だったのでなかなか売ってない。





ってな感じでこの通り・・・。貧乏臭いけど、とりあえず培養からはじめることになりました。 本当なら痛んだソイルを交換して完全に底床を整えた状態にしてから、増やして行こうと思ったのだけど、どの水草も一桁単位の本数でしか残ってないので、綺麗なソイルに植えたところで新しいソイルが落ち着かない。 ソイルってヤツは水草が根っこを大量に張り巡らせて初めて使い物になるってものだから、こんな状態で植えたって根っこが落ち着かない=富栄養化=コケ地獄って公式が植える前から分かってる。 なので現時点ではソイルは交換せず、1本1本を植木鉢に水草一番サンドと十分な肥料(窒素、リンを含まないもの)を入れて植え込んでレイアウト可能な本数まで増やしてからリニューアルしようと考えています。

どうです? この水槽ってどう見てもショップの販売水槽だよね~
思わずマジックで値段を書いてしまいそうになった。(^^ゞ

俺の予想では、上手く行けば最短で1ヵ月半である程度の本数とボリュームが復元できそう!? おそらく年末あたりかな!? そして水草の本数がレイアウトが可能な状態になってからソイルを交換して水槽をリセット。 最終的に水槽と水草、レイアウトが落ち着きを取り戻すのが節分の頃って予定。 

あぁ~・・・・・かなり時間がかかってイライラしそうな感じですなぁ~(^^ゞ

現時点で重点的に管理しようと思ってるポイントは「アラグアイア・レッドロタラ」と「ルドウィジア・インクリナータ」「グリーンロタラ・レッドタイプ」「レッドルブラ」「タイガーロータス・レッド」などの赤系の水草を活性化させる為に炭酸ガスと二価鉄を高濃度で添加して、照明もかなり強光で管理中。 また、その他の緑系有茎草「エイクホルニア」なども本数を増やす為にADAのグリーンブライティ・スペシャルとブライティK(カリ)を適量の数倍の濃度で添加。 
それからそれから、ついでに他の水槽でコケコケになって髭ゴケだらけになったアヌビアス(ナナ、バルテリー、アフゼリー)を木酢液でコケを殺した後、エビちゃんたちに処理してもらってます。 本来なら炭酸ガスなど必要ないアヌビアスだけど、ここまでコケコケで弱ってしまっているので、炭酸ガスと強い光量の下で元気になってもらおうって思って・・・。

早く何とかしないと、このまま見てても美しくも面白くもないもんね~。(>_<)

こんな感じで培養計画をスタートしてから1週間が経過しましたが、インクリナータは順調に増えています。 既にスタート時の倍のボリュームなったかな!? グリーンロタラも小さいながらも順調。 ところがアヌビアスたち・・・。重症でした。 コケは綺麗にエビちゃんたちが処理してくれたのだけど、あまりに長い時間放置していたせいで、コケの生えてた部分は殆ど死んでしまって透けている。 まぁ~そのうち新しい葉が出てきてくれるんだろうけど、アヌビアスに関しては予想していたよりかなり時間がかかりそう。

やっぱり水草って難しいし手間かかるなぁ~ 来年の夏は水槽用クーラーでも設置しようかな!? そうしないと一年のうちで一番水草や魚が輝くはずのこの季節にこんなに寂しくて惨めな思いしなきゃいけなくなるし・・・。


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123.水上葉 [水 草]

「水上葉にしたら生き返るかも!?」 そんな嫁の一言で高水温で弱っていた水中葉を水上葉として立て直す実験をおこなってみた。 嫁がベランダで育ててる「気持ち悪~い」食虫植物の腰水の部分に弱りきって千切れたアラグアイアレッドロタラを1つ置いて水上栽培を始めて約2ヶ月。 ↓ 

ご覧のとおり見事水上葉として復活! 水中栽培時とは違って厚みのある新緑の葉を次々と展開し、水中の時とは比べ物にならないくらいしっかりと太陽に向かって伸びている。 ちなみに水中葉の時はこんな感じだった↓

それぞれの水草によって育成環境は異なるのだろうけど、このアラグアイアレッドロタラって水草はアマゾン川(アラグアイア川)の植物で、形状や葉の色からあまり水深のある所ではなく、水辺に近い所で生えている草のような感じだったので、彼らにとっては雨季は水中葉、乾季は水上葉って感じで季節によってその育成環境が変わるのではないだろうか!? ってのが実験の前提にあったのだけど、どうやらそれは正しかったみたいだ。

ちょっと話がそれるが、水上葉の言葉が出てきたので最近気になっていることを1つ! この頃、ウォータースプライトを浮き草のように浮かせて硝酸塩を吸収させたり、魚を落ち着かせるなどといった使い方をしている方を多く見かける。 以前からグッピーの世界では普通に使われてきたレイアウトなのだけど、この行為が本来の水草の生態を変えてしまうのではないかと懸念されている。

ウォータースプライトをはじめとして、ショップで売られている大半の水草は水上葉として生産されたもので、それらは育成環境によって適した形へと変わっていく。 自然界では雨季は水中葉。乾季は水上葉と水位によって葉形を変えていく。 水槽育成でも基本的には同じように葉形を変えて適応していくはずなのだが、最近、水中に適応できない変異種ができてしまっている。 特に上であげたウォータースプライトは水上で育成され世代を重ねたことで、水中での生活を忘れてしまって底砂に植え込んでもすぐにとけてしまい水草水槽には使えない水草になってしまっている。 一般的に10年を目安に水上だけで育成され続けた水草は、このようにどちらか一方にしか適応できない草になってしまうそうだ。

アクアリストやショップが増えて、簡単に世界各国の魚や草を購入できるようになり便利で嬉しい時代である一方、生産やコストを重視した結果、このように本来の生き方を忘れてしまうという怖い現実もある。 やはり飼い主としては色々と勉強して、育てている生物や植物の現地の環境を出来る限り再現し、本来の習性を忘れないようにしてやらなければならない!・・・と最近よく考えたりする。


=報告=
良い報告と悪い報告を1つずつ・・・。

まず、良い方から! アクセス累計100,000突破! 1と0だけじゃピンとこないけど「10万回」って書けば「おぉー」って感じ。 最近は1日の閲覧数が1000人近くになることもあるし、やる気がでるね~ ありがたいね~ (^_^)v

悪い報告はテフェの未来ちゃんが逝ってしまいました。(ToT)/~~~


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118.夏バテ [水 草]

今年は冷夏だって予報があったけど、どこが? 毎日暑いだ~ね~ (^_^;) その暑さのおかげなのか、栽培が下手くそなのか水草水槽はバテバテ状態。 有茎草は毎日すごいスピードで融けだし、その他の草も生長がストップ。 まぁ~毎年のことではあるんだけど、今年はソイルの寿命も同時に来ててヤバイね・・・これは。

 
photo:EF-S60mm Macro   F2.8  ISO-400 1/20sec  -2EV(2007.8)


ね! ヤバイでしょ? 現在水槽で辛うじて生きているのはブセファランドラとクリナムアクアティカだけ。 最近まで急激な成長で切っても切ってもサニーレタスのような真っ赤な巨大葉をつけていたタイガーロータスですら休眠してしまった。

半年前はこんな感じで草ボーボーだったのに・・・。

 
photo:EF-S60mm Macro  F2.8  ISO-400 1/30sec  -1EV(2007.2)


現在は融けだした有茎草を全部引き抜き、屋外で水上葉として復活させようと試しみているけど、はたして生き返るのだろうか??? とりあえず融けた部分は手の施しようがない。 弱った水草の束から強いものだけが屋外の環境に適応して水上葉として生きてくれれば秋になったら再建できる。 

既にいくつかの草(グリーンロタラレッドタイプとアラグアイアレッドロタラ)が水上生活に適応したらしく太陽に向かって新芽を吹き出してきた。 面白いことに水中より水上の方が元気で綺麗だったりするので、このまま水上葉でも面白いなぁ~と思い始めた。

この際、水中栽培はやめて、アクアテラで楽しんだ方が水草には最適な環境ではないのか?と疑問が湧いてきた。 まぁ~何にしても今は何も出来ないので彼らの水上での新たな展開を見てみよう!


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052.ジャングル水槽 [水 草]

皆様、この水槽をご覧くださいませぇ~。
ご覧のとおり、レイアウトとは縁遠い水草の栽培水槽で御座います。すべて嫁の独断と偏見で集めた水草や魚の数々・・・。素晴らしいでしょ?(ーー;)
しかしこの水槽、そんじょそこらの水草水槽では御座いません。なんと・・・軽く見積もっても諭吉さんが30枚ほどペラペラ泳ぐ世にも恐ろしい水槽なのです。

手前中央にそびえ立つ赤い草は「アルアナの夕焼け」というちょっと珍しい草でして、1本2,000円します。それが20本近く生えております。そしてアルアナの前にある深緑の植物は「ブセファランドラ」と申しまして1株5,000円します。これも4株くらい生えております。
その他色々貴重種の水草が植わっており、バックスクリーンも土も見えないほど密生しており、毎日恐ろしい量の炭酸ガスと液肥を必要とする水槽になっておりま~す。(^_^;) もちろん水槽管理は私の仕事でございま~す。(@_@。

そしてその水槽の中を泳ぐ魚たち・・・。

バイランティ(1匹2,000円)が17匹も泳ぎ、ネオンテトラやその他カラシン、エビなど、測定不可能な数の生物が生活しております。

今日はなぜこんな「やらしぃ~」ネタと書くかというと、これだけ集めた水草や魚なのに、もう写真を撮り飽きたので「いらない」・・・・なんてことを口にするようになりましたので記録として皆さんに見てもらいたいと思って書きました。(ToT)/
ただ、「いらない」と言うのは捨てるとか引き取ってもらうって意味ではなく「私にくれる」と言う意味で、それと引き換えに新しい水槽と新しいターゲットが増えると言う事。今度は何を何匹飼う(買う)の?

・・・どうやらレインボーフィッシュみたいなことを言っていたけど。
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034.Bucephalandra [水 草]

馴染みの水草専門店で今年の春に買ったブセファランドラ。
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(2006.3購入当時撮影)
最近、マニアックな水草を置いているショップではたまに見かけるが、このブセファはクダカンという奥地からプライベートルートで入手したもので、他のブセファとは少し違うらしい!?少し赤みがある葉を展開するとか・・・。他のブセファとの違いとかよく分からないが、半年栽培してみてゆっくりではあるが成長しつつある。水中なのに白い花を咲かせ、アヌビアスのようなちょっと面白い水草だ。
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030.ヒメコウホネ [水 草]

半年前、ぶらり立ち寄った大阪のパセオというお店の水草売り場にワサビのような水草が250円で売られていた。マニアックな水草好きの嫁はその安さと珍しさから即購入。家に持ち帰り水草水槽に導入してみたが、雰囲気的にどうもピンとこないので水草ストック水槽(通称:姥捨て山水槽)に追いやられた。その後、暑い夏を何とか生き抜き、水草のシーズンがやってきた今日この頃では新しい株ができてストック水槽のメインプランツになりつつある。
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さて、このヒメコウホネという植物、日本の沼などに生息する水草なのだが、近頃河川の三面コンクリート化がすすみ、絶滅危惧Ⅱ類に指定される植物らしい。底砂の選別や肥料面、高水温に弱いなど色々うるさい種らしくて、今考えると夏場を水槽で乗り切ったのが不思議に思える。

育成環境
水槽:コトブキ45レグラス
照明:コトブキスカイライトフリー6700K 2灯
底砂:ボトムサンド
濾過:テトラスポンジフィルターW

ヒメコウホネ(姫川骨)Nupher subintegerrimum
水草育成環境の目安
・照明: 3灯以上(60cm標準水槽相当)
・pH: 5~7
・kH: 0~6
・GH: 0~6
・水温: 22~26度
・CO2添加: 1滴/3秒(60cm標準水槽相当)
・底床素材: ソイル、砂
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