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277.園芸肥料でPart2 [水 草]

しばらく魚&有茎不在で水足し以外の作業を行なっていなかった水草水槽。しかしA.ガードネリーが入ったことでエサやりと観察と写真の時間が自ずと増えて、今まで気がつかなかったのでしょうか!? ブセファランドラやクリプトがかなりの白化現象を起こしている・・・。
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水草の白化現象=カリウムor鉄or微量元素の欠乏。まぁ~カリ以外ろくに肥料も与えていませんでしたし、水換えもしていない。何より高照明でありながらコケもでないような水槽でしたのでキワキワで生きていたのでしょうね!? そこで1ヶ月くらい普段より多めに硫酸カリを使った自家製カリウム添加剤で様子をみたのですが、悪化はしないものの特に改善もしない。・・・ってことで久しぶりに使いました!「ハイポネ活力液」。
<園芸用品を使った自家製添加剤についての詳細はバックナンバー「161.園芸肥料で」へ>

このような白化現象の特効薬としてADAではECAやアイアンボトムを使いますが、ブセファは流木に活着しているアヌビアスやミクロソリウムのようなタイプの水草なので、地中に挿すアイアンボトムでは即効性がありませんし、ECAは鉄分は多いけど、あの血のようなニオイが嫌い! なので鉄も多く含み微量元素も入っている園芸用のハイポネ活力液を選択しました。添加量は60cm水槽で3ml~10ml程度を3~5日に1回。ウチでは現在5mlを3日おきに与えています。

カリと鉄分だけなら同じく園芸用の「メネデール」でもいいのですが、これには微量元素が含まれていないので、今回の症状をいち早く改善するにはハイポネの方が有利だと思いますしね。最後に表にしてまとめますが、このハイポネ活力液は弱った植物に活力を与えるために植物に必要な栄養素を吸収しやすい形で添加できるアイテムで、鉄に関してはメネデールの6倍以上含まれていて、水草水槽にも十分応用でき、ホームセンターで798円くらいで売られているのでECAより経済的。これで同じような(それ以上の?)効果があります。 かなりおススメです。(^_-)

また「肥料ではありません」とは書かれていますが、若干の窒素、リン、カリが含まれていて、弱って代謝の悪くなった植物にはちょうどいい量の肥料分になっています。個人的には有茎が入っていない陰性の水草水槽では添加剤はハイポネ活力液とカリ添加剤だけでもいいのではないか?って思うくらいバランスがいい添加剤です。

では最後にウチで使っている(使ったことがある)添加剤のリスト&成分表を!
 
 
水草用添加剤
園芸用液肥・添加剤
ADA
LIGHTS
ADA
ECA
ADA
K
ハイポネ
原液
ハイポネ
開花用
ハイポネ
活力液
メネデール
窒   素
◎※
リ   ン
◎※
カ   リ
微量元素

各添加剤の含有成分はこんな感じになってます。※で表記したハイポネ原液の窒素、リンは水草に使うには非常に強い為、希釈して与えたり添加量をかなり計算しないとコケコケになってしまうのでご注意! それさえ注意すれば、水草用では足りないものを園芸用でカバーしたり、園芸用だけを上手く組み合わせたりすればかなり安く効率よく添加することができます。ちなみに我が家の場合、有茎草主体の水槽であればハイポネ開花用(時々LIGHTS)+ハイポネ活力剤+カリ。陰性主体ならLIGHTS少々+ハイポネ活力液+カリなどの組み合わせで使っています。
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271.ククラータ救出 [水 草]

この2、3日でようやく冬らしい寒さになってきたかと思ったら今年もあと2週間で終わりらしいですよ! 皆さん知ってました? そりゃ~寒くなって当然ですよね~(^^ゞ ・・・ってことで、去年の越冬実験で1種だけ生き残れなかったサルビニア・ククラータを救出することにしました。でも全部救出するのは物理的に不可能!だって、1000株以上はありますし、面積にしたら2㎡はあるので・・・。とりあえず種を絶やさない程度で救出し、救出できなかったものは、池の肥料になってもらおうと思います。
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・・・ってことで、ククラータから何の小ネタにつなげようかと水草水槽に浮かべたククラータを見ていると寒さで根が弱ってるんですよね~「これじゃ~当分水質浄化の役には立たないなぁ~」って思った瞬間頂きました。今日のネタは「浮き草の根」でいこうと!(^_-)-☆

皆さんご存知のように、浮き草(種を問わず)は浄化能力の高い植物で水中の硝酸やリンを積極的に吸収し、種によっては硝酸まで分解されるのを待たず亜硝酸やアンモニアのままでも吸収できる優れたものもあったりします。また、環境ホルモン(何の物質を指しているのか定かじゃありませんが)これらをも吸収してくれると言う実験結果もあり、まさに自然が生んだ水質浄化のスペシャリストと言っても過言ではありません。更に近年の研究では浮き草が有害物質を吸収する以外にも大きな役割を果たしていることが分かってきたのです。・・・ちょっと大げさにナレーションしてみました。(^^ゞ
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そのもう一つの役割とは・・・。ずばり「根に沢山の微生物を住まわすことができる!」つまり、この浮き草の根が濾材になっているのです。 一つの実験データとして、山梨大学工学部土木環境工学科の森教授は田んぼや池によく浮いている浮き草(種名)を使い、その浮き草の根と微生物の数を調べたところ、あの小さな1つの浮き草の根に何と数千~数億もの微生物が生息しており、それらの微生物が植物が有機物を吸収するのとは別に濾過をしているという驚きの結果を発表したのです。

そしてそして、この浮き草の根に住んでいる微生物をもっと詳しく調べていくと更に驚く事実が表れました! それは「脱窒作用のあるバクテリア」が浮き草の根には住んでいる!っという事実。 これまでは浮き草を入れて硝酸塩値が下がる理由は「植物が硝酸塩を吸収しているから」っていう植物本来の働きであると考えられてきましたが、今回の同教授の研究では、植物本来の硝酸塩を吸収する能力以外に、浮き草の根にだけ住む特殊な脱窒作用のあるバクテリアが存在し、そのバクテリアが窒素ガスに戻す。つまり結果的に、この2つ(吸収&脱窒が)同時に行われるため浮き草は他の水草に比べて非常に効率よく有機物を分解するのだということが分かったのです。

また、この結果から他の浮き草(あらゆる種)の根と微生物(数と種類)を調べたところ、浮き草であれば、どれも同じような結果が得られることも分かってきました。浮き草であれば基本的に何でもこれらの効果がある!我々アクアリストにとっては非常にありがたくまた頼もしいですよね!
こうこともあり、我が家では浮き草をかなり積極的に使うようにしています。 水草水槽や小型水槽では濾過効率を上げるために多用しますし、増えすぎた浮き草は花壇に埋めたりすることで、吸収した窒素やリンを肥料として再利用することもできます。 まさにエコ?(^_-)-☆

ただデメリットもいくつかあって、食害する魚がいる水槽には使えませんし、増えすぎると水面を覆って下に光が届かない。水草水槽では致命傷ですね。(その辺は使い方次第で何とか) また大型魚やディスカス水槽では小さい浮き草だと十分な効果を発揮できませんので大型の浮き草が必要になります。オススメとしてディスカス水槽にはネグロウォーターファンなんて最高なんですが、数年前に絶やしてしまって今は使ってません・・・。(^^ゞ

各種報道で(大阪では特に)夏場の浮き草の大量発生が問題になっていて、若干悪者扱いされることもあるのですが、こういう事実を知った上で、正しい付き合い方をすれば、水陸問わず非常に役に立つ植物なのです。 上から見る姿も意外と可愛いですし(小さい浮き草であれば) またしっかりと伸びた根を観賞するのも結構趣がありますし、何より自然界ではどんな川でも確実にある植物なので、水質浄化と観賞を兼ねて皆さんの水槽に導入されることをおススメします。(^_-)
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268.有茎、休憩 [水 草]

最近ちょっと寒いですね~!? この前までの季節はずれの暑さが嘘のように朝夕冷え込むようになって、屋外の最低気温も15℃を保てなくなってきました。 今年は夏場に全ての有茎草を外に放り出してしまったので、いい加減に中に入れないと!って思っていたのですが・・・。
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もう3シーズン目になるでしょうか!?夏場の有茎水上化計画。これが思いのほか順調で、秋、冬、春と水草水槽で楽しんでトリミング等で疲れてきた梅雨頃に外に放り出すと、あれよあれよと言う間に5倍10倍、それ以上?の元気な水上葉となり1t池は水草パラダイス! しかし、正直なところ殖え過ぎて困ってます。収穫しようにも、どこから手をつけたらいいのか、どうにもこうにも収拾がつかない状態でして。

「手がつけれないなら、手をつけなければ?」また嫁の鶴の一声です。(^^ゞ そうですよね!? 昨シーズンは越冬実験もしたし、そのまま池に放置しておけば、また必要になった時に取り出して使うこともできるし!! なぁ~んだ、簡単な話じゃん!・・・ってことで有茎はひとまず手をつけずそのままで冬越ししてもらうことにしました。
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ってことで、今シーズンは有茎草なしの水草水槽で行くことにしました! ロゼットやその他水草だけでは寂しいかと思いきや、実はそうでもなく、有茎の収穫を迷った原因でもあるのですが、夏場に外に放り出さなかった水草たちも異常なくらい殖えてるんですよね~。(^^ゞ 

5年くらい前に買ったクリナム・アクアティカ・ナローですが、1本しか買った覚えはないのだけど、気がつけば7株!それも1株1株がMAXの状態まで株が大きくなっていて、もぉ~ほんとに・・・。水槽内はクリナムが端から端まで行って折り返してるんです。 根っこも水槽全部に周り、株分けや植え替えをしようにも抜けません! とりあえずクリナムを触ると水槽の土全部が持ち上がってしまって・・・。手がつけられません。(^^ゞ

続いてこれまた5年くらい前に買った姫コウホネ・・・。ご覧の通り、大量の葉が水面目掛けて伸び放題! そして水面で傘を開くように葉っぱが展開してコウホネの直下は光が当たらない状態で光の必要な水草を植えることが出来ない! これもまた1株しか買ってないのに3株になり水槽を上から見るとコウホネとクリナムしか見えないっという恐ろしい光景になってます。

そしてそして、このボーボーの水草の下にあるあまり見かけないであろう水草・・・。これはブセファランドラ(グダカン産)っと言う1株4~5枚の葉がついて5000円以上と言う高価な水草・・・。これも2株買ったのですが、今となってはブセファの林となっています。 マニアが見たら何と豪華な水槽なんでしょ~って感じだと思います。正確には数えられませんが軽く50株以上に株分けできることでしょう。50×5000円=25万? おぉ~凄い。数字にするとかなりいい感じですね。(^^♪

他にもクリプトがわんさか殖えてますし、タイガーロータスも弱光の中でそれなりに元気に生きてます。・・・ね! 有茎なんて入れる場所ないでしょ!?(^^ゞ 本当なら処分するものは処分して、それなりに数を調整しないといけないのでしょうが、有茎なしでこれほどボリュームのある水草水槽も少ないと思うので、とりあえず今シーズンはこのスタイルで楽しんでみようかなぁ~!?

おまけ(AQUAじゃない小ネタ)


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252.有茎、元気です [水 草]

長い梅雨がようやく明けて本格的な夏到来! 各水槽の水温も30℃を超えて魚も水草もバテぎみ! ついでに飼い主もバテバテ・・・。人一倍(異常に?)暑がりの自分にはキツい季節ですわ~(――;) まぁ~北欧育ちなので仕方ないって言えば仕方ないんだけど。(-。-)y-゜゜゜
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この季節、一番気を使うのが水草水槽。魚に関しては30℃を多少超えてもエアレーションで溶存酸素量をある程度確保してやれば極端に弱ったり死んだりはしないのですが、水草は暑いと枯れますからね~ ってか溶けますから!

そんなこんなで一昨年から実験的に、去年から本格的に?はじめた「有茎草夏だけ水上葉計画」ですが、今年も絶好調! 外の1t池では、まるで自生地のようにロタラとニードルリーフ・ルドウィジア、レッドルブラなんかが「がびょんがびょん」伸びまくっています。

「水上葉にするのは難しい?」「どうやって水上葉に仕立てたらいいの?」去年の水上葉計画の報告でよくあった質問なんですけど、3回目の水上葉計画で分ったことは「特に何も考える必要はない!」ってことです。この水上葉たち・・・土は使ってませんし、特別な設備もありません。水草水槽から刈り取って束ねて池に放り込んだだけ!

最初の時は小さい水槽にソイルを入れて1本1本植え込んでいたのですが、そんなことをするより、ただ放り込んだだけの方が順調に成長しています。池の水温も日中はお風呂?って感じの温度になっていますが、それでもこの通り元気です。何でもそうだけど、大事に育てすぎるのはいけないんでしょうかね~!? 「枯れてもいいや! えい!」みたいな覚悟で放り込めば案外上手く行くんですね~
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所変わってこちらはベランダのボトルアクア?・・・です。一応。(^^ゞ 草が伸びすぎてボトルが見えませんが、これは一昨年の夏にソフトボールくらいの大きさのガラス製金魚鉢に半分ほど水草一番サンドを入れてニードルリーフ数本とグロッソ数本を入れて多肉植物と共に年中ベランダに置きっぱなしなのですが・・・・。 これって誰が見ても水草じゃないですよね~ カリフラワーかブロッコリーかって感じでモコモコに茂ってるグロッソと垂れ下がって50cmくらいの長さになったニードルリーフ!

こうなれば完全に観葉植物? 冬でも枯れないし、他の観葉植物と違って水浸しでも根腐れしない。時期がくればちゃんと花も咲きますしね~ また必要に応じて収穫して水草水槽に使うことも出来るし・・・これぞ水草の新しい楽しみ方ではないでしょうか!?(^_-)
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250.自給自足 [水 草]

毎日暑いですね~!? 今年もまた各地で最高気温の記録が更新されるんでしょうか!? 地球温暖化はどこまで進むんでしょうね~!? ・・・ってことで、今日の話題は温暖化がらみの二酸化炭素の話!(^_-)-☆ 温暖化の原因は皆さんご存知のように二酸化炭素の放出によりオゾン層が破壊されて・・・ですが、その二酸化炭素放出の数ある原因の1つとして森林伐採もあげられてますよね? 特にアマゾンでは大規模な森林伐採により、色々な問題が発生しているとよく報道されています。 しかし最近では伐採を阻止する動きや植樹して元のアマゾンを取り戻そうとする動きも積極的に行なわれているとか!? 沢山の木々が昔のように戻って「地球の肺」であるアマゾンが復活するのはとても素晴らしいですよね~
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Photo:今年も水上葉で夏越し!ロタラは既にボーボーです。
・・・っと普通なら両手をあげてその活動を応援したいところなのですが、最近、そんなに単純な話ではないのではないか?・・・っという疑問がわいてきました。 ここ数年のわが家の水草水槽を見ていて思ったのですが、水草水槽では定番アイテムの炭酸ガスボンベ! 何も考えずに朝にコックを開き、消灯前に閉める。水草をやっている人なら当然の作業なのですが、これって本当に必要???

植物を育てるマニュアルから考えると、光合成を行なうには炭酸ガスが必要で、特に水槽という閉鎖空間から考えてボンベはこの光合成を行なうためになくてはならないものだということは今や常識化していますが、全ての水草水槽に炭酸ガスの添加が必要かと聞かれたら「必要」とは言い切れないのではないか???

「また、わけのわからんこと言ってるよ~この人は!」って感じです?(^^ゞ 簡単に言えばですね~ 水草の密度が水槽に対して適量(または適量以下)であれば必要だと思います。 でも、ウチのようにアマゾン化(過密植)であれば、炭酸ガスは自給自足できるのではないか?って話なのです。

これまたご存知のように、植物は基本的に光と炭酸ガスで光合成して酸素を出します。でも光のない夜は呼吸を行い、酸素を吸って二酸化炭素を放出する! ゆえに植物の密度が過密であれば夜に植物が放出した二酸化炭素で昼に光合成を行い、またその酸素で夜に呼吸をする。いわゆるガスのリサイクルが可能ではないか?ってことなのです。

それを確かめるべく、ここ数ヶ月トリミングを最低限にし(いつも最低限ですが)夜のエアレーション、昼の炭酸ガス添加をまったく行なわず水草水槽を維持してみたところ、炭酸ガスを添加していた時と比較しても植物の活性に全く問題がなかった! もちろん水草の種類によって必要な炭酸ガス濃度が違うので一概に必要ないとも言い切れないのですがね。 

こんな考え方は間違っているのか!? その答えを見つけるべくネットで色々検索しているとアマゾンの森林伐採について同じような考えをしている学者が結構いることを知りました。科学誌NATUREに掲載された論文でも京都議定書の内容を覆すようなものもあり、その論文の中身は「アマゾンは炭素ガスの排出源!」って感じの内容で過去10年間にわたって集められたデータによれば、多くの科学者が「アマゾンの熱帯雨林は中性(二酸化炭素の排出量と吸収量が同程度)であるか、二酸化炭素の排出量が吸収量を超える」と見ている。 っという驚きのデータが有力な説になっているようです。

そのメカニズムはまだ明らかになっていないようですが、森林伐採による生態系の乱れを提唱する学者もいれば、もともとこの程度しか機能していなかった、伐採を増えすぎて光の届かなくなった植物のために間引く行為と考えれば植樹することこそ生態系を乱す!・・・などと言った説を唱える学者もいて・・・。 どちらにしても、一昔前は地球の1/3の二酸化炭素を吸収する「地球の肺」と呼ばれていたアマゾンも今となっては自給自足程度のガス交換しか行なえていない!?ってことみたいです。

ん? 水草の話のはずだったのに、また明後日の方向に話が行っちゃいましたね。毎度のことながら・・・どぉーもすみません。(^^ゞ

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227.越冬実験 [水 草]

だんだんと日も長くなり、日中は暖かくなってきましたね~ 冬の間、部屋に非難していた植物たちも春の訪れを感じているようで、新しい葉っぱを展開させたり、蕾を膨らませるようになってきて気温だけじゃない「春」を感じる今日この頃です。
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早速今回のテーマ「越冬実験」ですが・・・最近地球規模で温暖化が問題になっているのは既にご存知のことと思いますが、私の住む大阪でも無責任な飼育、栽培者が不要となった水草や魚を河川へ捨て、それが越冬または大量発生し大きな問題となっています。特に大きな問題となってるのはウォーターレタス(ボタン浮草)! 本来越冬するはずがない植物なのですが、大阪の河川で完全に定着してしまい、夏には大量発生でひどいことに・・・。 そんなこともあって、最近はウォーターレタスが育成、販売禁止になっていますが、他にも似たような性質の水草はまだ普通に売っている。
・・・ってことで、一般的に手に入りやすくて、越冬する可能性があると感じた水草を(ウチの水草水槽にある種類だけですが)去年の夏の水上栽培の延長で外で放置して越冬実験してみました。

まず、結果としては5種類のうち4種類は越冬しました! そして驚くことにうち1つは南米産!!
そうです!上の写真のアマゾンフロッグピットです。 写真の通り若干傷んではいますが、真ん中の新芽はこれから繁茂するぞ!って感じで、ここ数日のぽかぽか陽気で恐怖すら感じる艶を出してきました。氷がはった日も何度かあったのに・・・。
ってことで、ここで謝罪しておかなければ! 以前PhotoBBSでasamaさんに「フロッグピットは越冬しませんよ」って言いましたが、確かに数年前に同じ実験をした時には枯れてしまったのですが、2008~2009の冬は越冬してしまいました。 ごめんなさい。(ToT)

そしてもう1つ脅威を感じたのがグリーンロタラ! これも越冬したのですが、なんと水上葉でも水中葉でも両方で越冬してしまったのです。 その上、活動停止型の越冬ではなく、冬の間も伸び続けてる!! これも東南アジアやインド付近の水草なので、本来は越冬しないはずなのですが・・・。 急いで撮ったのできたない写真ですがこんな感じです↓
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この他にグロッソスティグマ(オーストラリア産)、ニードルリーフ・ルドウィジア(北米産)は予想通り水上葉でも水中葉でも越冬しました。 そして唯一ダメそうだったのがサルビニア・ククラータ(インド~西オーストラリア、東南アジア産)でこんな感じです。↓
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以上、今回の実験で温暖化が確実に進んでいて生態系に大きな影響を与えていることと、ショップで気軽に買える水草が無責任な栽培者の手に回ると非常に危険だということを改めて感じました。 これからは売り手もちょっと考えないといけない時代になってきてますよね~ 日本の川にピラニアやカンディルが普通に泳ぐようになったら・・・・。考えるだけでゾォ~~~っとしますもんね。
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218.自家産水草 [水 草]

最近、ちょっと暗いディスカスネタが続いたので、気分を変えて今日は水草ネタです!(^^♪
今年の夏は有茎草を水上栽培で管理したこともあって、上手い具合に生き延びてくれたので現時点では新たに追加した水草はなし!
それでもとりあえずは例年と同じくらいの植物密度は維持できてる状態です。
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外付けHDにあった去年の今頃と比べても、ほら! この通り! ↓
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同じくらい・・・っていうより、若干、有茎のボリュームがアップしてるかも知れませんね。 相変わらずあまりトリミングしませんから当然でしょうが・・・。(^_^;)

しかしまぁ~自家産の水上葉は凄いですね~ ショップで売っている大量生産の鉛巻き水上葉とは全く違いました。 やはり採りたてホヤホヤで新鮮だったから? それとも、もともとウチの水草水槽で育成されていた記憶があるから??? 水中への適応がとてもスムーズでした。 水上葉から水中葉への移行が下手(適応する前に下葉が腐る)ニードルリーフ・ルドウィジアでさえ、難なく水中化しましたから・・・。

まぁ~こんな感じで水中移行は問題なく成功したので、頭を痛めることも考えることもない・・・。
でも、何かやってないと落ち着かない困った性格なので、新たな実験に取り組むことにしました。 題して「ノーヒーター、ノー追肥実験」 赤系の有茎をアイアンボトムやECA(鉄分添加)なしでどこまで維持できるか!? クリナムや睡蓮系の完全水中植物をどこまで維持できるか!? もちろん液肥は若干使いますけど・・・。 現時点では、まる1年使って肥料分がほとんどないはずのソイルで赤い草は赤く、完全水中植物もいじけることなくガンガン伸び続けています。

ついでに水換えも夏からこっちで1回やっただけです。今年1年で見ても5回もやってないと思います。 ホント記憶にないほど何もしていない。この無換水実験も引き続きやってみようと思ってます。 まぁ~実験という大袈裟なものじゃなく単なるエコ栽培(ほったらかし栽培)なんですけどね~(^^ゞ

ちなみに現在の育成環境は・・・。
水槽:幅60cm×奥行き30cm×高さ45cm 濾過:コトブキPOWER BOX45×2(2機連結)
底砂:オリジナルソイル12L 炭酸ガス:2滴/1秒 蛍光灯:NECホタルック20W×4灯(12時間)
肥料(2日に1回添加量):ADAグリーンブライティLights 3ml 硫酸カリ0.3%水溶液 6ml/ ハイポネ開花用2倍希釈水溶液 2ml
=お ま け=
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自分の体の長さと同じくらいの赤虫に食らいつくミナミヌマエビ・・・草食性と思われがちのエビ類だけど、エビに赤虫を与えるのは脱皮を促し、よい結果がでることが多い。 ザリガニマニアは脱皮をさせたい時に積極的に与えるってのも有名な話だし!
ちなみに今回の写真は全て嫁のblogからパクりました。(^_^;)
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205.沈水開始! [水 草]

今年は1種も枯れることなく暑い夏を乗り越えてくれた有茎草たち・・・・。気温も空中湿度も下がってきたので徐々に水中に戻し始めました。 ただ、戻すと言っても水上化計画が上手く行き過ぎて屋外で育成していた草たちは恐ろしい数になってしまって大半は捨てることになってしまいそう。 せっかく夏を越えてくれたのに何だか申し訳ない感じがして・・・。(ToT)/~
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水上化計画、種の保存から言えば理に適った作戦だったけど、6月の初めかトリミングも水換えも行わず(足し水のみ)完全な放置状態だったので、水草水槽はとんでもないことになっていました。 60cmワイド水槽の水槽内(水中)は根っこと茎のみ。そして水面からは水上化した草がボーボーと伸びて・・・。 どう見ても心和ます水草水槽とは言えない状態でした。 こんな状態だったので、有茎が水面を覆いつくし、沈水性植物(クリナムやブセファ、クリプトなど)には殆ど光が当たらないので、途中からこちらが心配だったのですが、もともと強い光を必要としない種だったので何とか無事でした。 ・・・って言うか、クリナム・アクアティカ・ナローリーフはこんな暗い状況の中、春に4株しかなかったものが6株に・・・。 恐ろしいボリュームになってます。(^^ゞ

自家産の水草とあって輸送やストックでの傷みがなく水中への適応が非常にスムーズで沈水させて1週間で弱ることなく水中葉もバンバン出てきているので「こりゃ~来年からもこの作戦で行かないとなぁ~」なんて思ってます。 
=おまけ=08092650.jpg
Lens:EF-S60mm F2.8 Macro USM
焦点距離:60mm 露出モード:マニュアル(M) 絞り:F2.8
1/6sec 露出補正±0 WB:オート 感度:400 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし  マニュアルフォーカス 三脚なし

ジャプラの目周辺にピントをあわせ低シャッターで動き出す瞬間を4コマ連写で撮ったうちの1枚。 なかなかアクティブで面白い写真だと思いません?
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194.水上葉化計画 [水 草]

昨年の猛暑で水草水槽を壊滅させてしまった痛い失敗を教訓に、今年は半分は水中葉、半分は水上葉と保険をかけて維持することに決めて5月から徐々に有茎草を水上にあげてきましたが、ようやく全て水上に適応してくれました。
まずはグロッソスティグマ。
08071152.jpgサボテンや多肉植物と一緒に直射日光ガンガンのベランダでグングン伸びてます。(^^ゞ よく見ると白い小さな花をつけています。
続いてグリーンロタラ・レッドタイプ
0807268.jpgこれは睡蓮やハスの入っている1t池に放り込んだだけなのに、勝手に水上葉になってくれました。 他にソイルを敷いた浅い水槽に植え込んで培養してるものもありますが、テキトーに放り込んだ方がよく育ってる・・・。
3つ目はニードルリーフ・ルドウィジア
08071398.jpgこれも屋外の別水槽で培養していますが、水草水槽でトリミングせずに放置していたものの方が綺麗に撮れたのでこっちを採用。 赤い細い水中葉とは全く違う装いで別の水草みたいでしょ!?
最後はレッドルブラ
08071347.jpgこれも水草水槽の水面から飛び出した写真を採用!
他にもパールグラスや色々有茎草を水上葉化していますが、まだ写真が撮れてないので・・・。

こんな感じで今年の夏は有茎草のほとんどを水上葉として管理できそうです。 水上化した葉っぱって水中とは違った姿で尚且つ勢いがある! 有茎草は年に1度は水上化させて太陽を燦々浴びた方が元気で、これこそが自然界での本来の姿なんだなぁ~って改めて感じました。
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182.グロッソの水上葉 [水 草]

水換えするのに湯沸かし器のお世話になることが少なくなってきました。今年もそろそろ梅雨入りですかね~? 暖かくなると水換えは楽だけど、今度は暑さ対策が必要になるんですよね~ 日本の四季って面倒臭い。(^^ゞ
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Lens:EF-S60mm F2.8 Macro USM
焦点距離:60mm 露出モード:絞り優先(Av) 絞り:F4.5
1/60sec 露出補正-1 WB:曇り 感度:400 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし 太陽光

魚の暑さ対策はエアレーションと照明のコントロールでスムーズに行きそうなんですが問題は水草・・・。去年はソイルの傷みもあったけど、高水温で壊滅状態になりましたからね~(^^ゞ

ってことで今年は少し早めに壊滅対策をしてみました。とりあえずグロッソの水上葉ボトルアクアリウム作戦! 4月から水上に上げ、今ではすっかり水上葉として育っています。何か可愛らしいテーブルアクアって感じでしょ?(^_-)
ここまで水上生活に適応すればこれから暑くなったとしても、植木鉢で植物を育てるのと同じ要領で管理できます。水切れさえしなければ秋までは元気に生きてくれるでしょう!グロッソ以外にもそろそろ有茎草を水上栽培しなきゃ6月の半ばを過ぎると弱り始めるかなぁ~!?

とりあえず現時点では↓こんな感じでまだ水中で元気に育ってくれてます。でもそろそろパールグラスがいじけ始めてるので早く水上に切り替えないとなぁ~
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Lens:EF-S60mm F2.8 Macro USM
焦点距離:60mm 露出モード:マニュアル(M) 絞り:F4.5
1/30sec 露出補正±0 WB:オート 感度:400 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし 蛍光灯4灯(ホタルック)

ついでに・・・。
前回お騒がせしたディスカス水槽の置き換えはとりあえず大きな問題もなく終了しました。 新しい水槽は透明ですね~ どんだけ~~くもりがあったんだー!ってくらい美しく魚が見えます。(^^ゞ ディスカスも新水槽に移動して元気に泳いでいますが、今回の置き換えが良いチャンスだったので、濾過槽をあちらこちら改善やら補強やらしていて今さっき(5/27 23:00)くらいにやっと終わりました。明日からアク抜きをして週末くらいには新しくなった濾過槽も稼働する予定です。 これで全てのDIY終了。・・・現在は錦鯉の稚魚育成用に昔使っていた100Lタンクを仮の濾過槽にして飼育(ストック?)中。(^^ゞ
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