196.助演男優賞 [ディスカス]
超有名な俳優さんをたくさん使ったからって良い映画だとは限らない。 映画の世界だけじゃなく、世の中すべてに言えることかも知れないけど、主人公がいれば必ず脇役もいる。 その脇役がいい味をだしてなければ全体に調和がとれない・・・。 出足から「何のこっちゃ!」って感じだけど、残された時間があまり長くなさそうなのでウチのディスカス水槽の名脇役を改めて紹介したいと思います。
2005.10 撮影
2004年シーズンに我が家にやってきたテフェの「?ちゃん」です。?ちゃん・・・ちょっと変わったネーミングでしょ? 当時、親密にさせてもらっていたディスカスショップのオーナーが「こんな綺麗な魚いたっけ?」って時々思うくらい気分次第で急激に美しく発色する変わった仔だったので「?ちゃん」と名づけたそうです。
2006.10 撮影 今は亡きジャンボちゃんと共に・・・。
もともと強烈に美しい魚ではありませんでした。若くもありませんでした。 おそらくこの仔を売ってくれたショップのオーナーも私がこの仔を欲しいと言った時「?」だったかも。 若くてラインスポット以外には興味のない自分がこの手の魚に興味を持つなんて・・・。 でも、何か気になったんですよね~
2007.10 撮影 ジャプラ、?ちゃん、ジャンボちゃん・・・三役揃い踏み
自分がこの仔に惹かれた理由・・・・・。正直、いまだにはっきりとは分からないけど、他にはない「ワイルドさ」だったのではないかと思います。改良のようなラインやスポットを多く有する仔ばかりの中で厳しい大自然で生き抜いてきたような力強さを感じたのだと思います。
Lens:EF-S60mm F2.8 Macro USM (2008.7.22撮影)
焦点距離:60mm 露出モード:マニュアル(M) 測光モード:平均 絞り:F2.8
1/15sec 露出補正±0 WB:オート 感度:400 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし PG-Ⅱ マニュアルフォーカス 三脚なし
ウチに来た時にはすでに美しさも下降線に差し掛かっていて推定5歳くらい。あれから4年経ったので、現在はたぶん9歳~10歳の老魚だと思います。 それでもいまだに若いものには負けない勢いで餌を喰らい、縄張りも主張し続けています。 今まで病気にも拒食にも1度もかかったことがない。 でも最近・・・ほんと最近(ここ1ヶ月くらいで)急激に痩せ始めました。 今日明日に・・・って話ではもちろんないですが、最近の姿を見てると暑くて長い夏を越えれるかな~・・・。
この仔がいてくれたおかげでジャプラや他の魚がより美しく見えた。 この仔がいてくれたおかげで力関係が安定した。 この仔がいてくれたおかげで本当の意味でのワイルドを知ることができた。 まさに助演男優賞に相応しい1匹です。
ついでに老化に関する考察も書いてみました。興味のある方は「続きを読む」からどーぞ!
年をとったディスカスが餌を食べてるにも関わらず急激、または緩やかに痩せてしまう原因。 これを考察すると内臓や体表、そして細胞の寿命だと考えています。 特に腸の老化ではないかと・・・。 ご存じの通り、生物のほとんどは食べたものを胃で消化し、腸で栄養を吸収しています。 しかし老化が進行すると腸の表面(腸絨毛)がツルツルまたはカチカチの状態になり効率よく栄養を吸収できない。 せっかく食べたものが単に素通り状態になることにより痩せてしまうのです。 魚類でも例外ではなく、同じような現象が起こっているものだと思います。 これを改善する方法・・・。残念ですがそれはありません。 これが自然の摂理、生命の寿命だから。
おそらく今の「?ちゃん」はこの状態が徐々に進行しているのだと思います。 我々飼い主には何もできない。 今はただ、長年生きてきた労を労い、楽しませてくれた日々に感謝し、残された時間を大事にするだけ。
2005.10 撮影
2004年シーズンに我が家にやってきたテフェの「?ちゃん」です。?ちゃん・・・ちょっと変わったネーミングでしょ? 当時、親密にさせてもらっていたディスカスショップのオーナーが「こんな綺麗な魚いたっけ?」って時々思うくらい気分次第で急激に美しく発色する変わった仔だったので「?ちゃん」と名づけたそうです。
2006.10 撮影 今は亡きジャンボちゃんと共に・・・。
もともと強烈に美しい魚ではありませんでした。若くもありませんでした。 おそらくこの仔を売ってくれたショップのオーナーも私がこの仔を欲しいと言った時「?」だったかも。 若くてラインスポット以外には興味のない自分がこの手の魚に興味を持つなんて・・・。 でも、何か気になったんですよね~
2007.10 撮影 ジャプラ、?ちゃん、ジャンボちゃん・・・三役揃い踏み
自分がこの仔に惹かれた理由・・・・・。正直、いまだにはっきりとは分からないけど、他にはない「ワイルドさ」だったのではないかと思います。改良のようなラインやスポットを多く有する仔ばかりの中で厳しい大自然で生き抜いてきたような力強さを感じたのだと思います。
Lens:EF-S60mm F2.8 Macro USM (2008.7.22撮影)
焦点距離:60mm 露出モード:マニュアル(M) 測光モード:平均 絞り:F2.8
1/15sec 露出補正±0 WB:オート 感度:400 画像モード:JPEG
照明:フラッシュなし PG-Ⅱ マニュアルフォーカス 三脚なし
ウチに来た時にはすでに美しさも下降線に差し掛かっていて推定5歳くらい。あれから4年経ったので、現在はたぶん9歳~10歳の老魚だと思います。 それでもいまだに若いものには負けない勢いで餌を喰らい、縄張りも主張し続けています。 今まで病気にも拒食にも1度もかかったことがない。 でも最近・・・ほんと最近(ここ1ヶ月くらいで)急激に痩せ始めました。 今日明日に・・・って話ではもちろんないですが、最近の姿を見てると暑くて長い夏を越えれるかな~・・・。
この仔がいてくれたおかげでジャプラや他の魚がより美しく見えた。 この仔がいてくれたおかげで力関係が安定した。 この仔がいてくれたおかげで本当の意味でのワイルドを知ることができた。 まさに助演男優賞に相応しい1匹です。
ついでに老化に関する考察も書いてみました。興味のある方は「続きを読む」からどーぞ!
年をとったディスカスが餌を食べてるにも関わらず急激、または緩やかに痩せてしまう原因。 これを考察すると内臓や体表、そして細胞の寿命だと考えています。 特に腸の老化ではないかと・・・。 ご存じの通り、生物のほとんどは食べたものを胃で消化し、腸で栄養を吸収しています。 しかし老化が進行すると腸の表面(腸絨毛)がツルツルまたはカチカチの状態になり効率よく栄養を吸収できない。 せっかく食べたものが単に素通り状態になることにより痩せてしまうのです。 魚類でも例外ではなく、同じような現象が起こっているものだと思います。 これを改善する方法・・・。残念ですがそれはありません。 これが自然の摂理、生命の寿命だから。
おそらく今の「?ちゃん」はこの状態が徐々に進行しているのだと思います。 我々飼い主には何もできない。 今はただ、長年生きてきた労を労い、楽しませてくれた日々に感謝し、残された時間を大事にするだけ。
お久しぶりです。
なんだか切ないけれど、とてもいいお話にじーんとしました。
ディスカスのように長い付き合いのできる魚だと、
年老いていく姿までを見届ける事ができますね。
それは悲しい事でもありますが、私たちに多くの事を教えてくれます。
「?ちゃん」の存在は、たかあきさんにとっても大きな存在なのだという事が、
文面から伝わってきますね。
最期まで、見届けてあげてくださいね。
by *u-b* (2008-07-23 03:05)
老化・・・
うちもテフェが老化で日に日に痩せています
餌は人一倍たべるんですが全然太りません・・・
目の大きさや購入時を考えると老化が原因かと思います
こういう現象って切ないですが、コレも受け止めなければいけない事実ですね
老化の場合最後は、ゆっくりと★になれるんですか???
暴れて・・・ってのは可愛そうな気がするんでせすよね。
ココまで頑張ってくれたんだから最後くらいは・・・と勝手に思ってます。
by グータン (2008-07-23 10:37)
*u-b*さん
お久しぶりです。(^^♪
中大型の魚って犬や猫のように長生きするのでそれが老いてきて死期を
感じるようになるとやっぱり寂しいですね~。
もうちょっと頑張って元気でいて欲しいのですが・・・・。
グータンさん
餌を食べてて太らない、なおかつ老人ときたらたぶん腸の老化でしょうね~
?ちゃんと同じような状態なのかも知れませんね。
老化で死ぬ場合のほとんどは暴れることもなく、ゆっくりと泳ぎながら
心臓が停止するって感じが多いですよ。「眠るように」って表現がふさわしいかも。
by たかあき (2008-07-23 13:50)
老化についてのお話、深いです。
生き物が成長期から衰退期に移る時に
DNAの中に何かタイマーみたいな情報があって
細胞の増殖が止まって老化が起こるのでしょうか…
話がそれて恐縮なのですが、人間もどんなに金持ちでも偉い人でも最終的には死んでこの世から居なくなりますよね。
それは例え大統領でもホームレスでも、みな同じ…
その時には、家族や友人、自分が大事にしている全ての物とお別れしなければなりません。
そう考えるといつか確実に訪れる死は漠然と怖いものと感じてました。
ところが、最近考え方が変わってきまして…
自分が居なくなってその意識は消えて無くなっても、
自分を構成する元素のひとつひとつはこの世から消失する事はありません。
焼かれれば酸素と結合したり、分解したりして形や性質を変えながら
やがて他の動物になったり、植物になったり、
何十年後かのディスカスの組織にも入ってるかもしれませんね(笑)
結局は自分も、水槽内のディスカスも、
自然のサイクルの環の中にいるのでしょうね。
そう考えると、死は悲しいものですが、怖いものではないのかなと
思えるようになってきました。
自分がそんな風に感じるようになったのは、
ディスカス飼育や釣り、フィールド撮影の趣味を通して
生き物や自然に興味を持ち、触れるようになったからかな…と思います。
あ、決して変な宗教とかやってるわけではありませんので(笑)
ブログのコメなのに長々と書いてしまい申し訳ありませんでした。
by 日光岩魚 (2008-07-23 14:06)
日光岩魚さん
まさにおっしゃるとおりだと思います。私も同じような考えをもってます。(^^♪
スピリチュアルな世界で魂は永遠・・・ってことも言われてるようですし、
生物のすべては肉体も魂も循環していつまでも回り続けるのかも知れませんね?
まさに輪廻転生・・・・なのかも知れませんね。色々な意味で。(^^♪
また、死をこのように考えると「怖いもの」っというのも若干気が楽になるようにも
思ったりします。
う~ん 何か哲学思想的な話になりましたね。
でも、生き物を飼うということは、これらのことも含めてよい勉強になるように
思いますね。
by たかあき (2008-07-23 14:19)
生き物を飼っている以上、考えないといけない事ですよね。
うちは、もう少し先になると思いますが、その時が来たら
きちんと向き合いたいと思います。
ディスカスより先に、自分の体力低下(これも老化?)を
ここ数年感じるようになりました><
by moto (2008-07-23 17:53)
ご無沙汰しております。老いることとは寿命を全うすることでは無いでしょうか。
もし、たら、れば、で不幸にも落命していく生き物は全てがそうだと思います。
与えられた生命の限界まで寿命を全うすることは本当に難しいことであると。年とともに感じる昨今です。
より元気で健やかな日々が送ることが出来ますように。助演男優賞に最大の拍手を送ります。
by 闘魂親父 (2008-07-23 22:21)
motoさん
ウチの水槽には現段階で推定10歳前後の仔が3匹、6歳以上が4匹います。
これから次々と別れをむかえるんだなぁ~って思うとちょっと寂しいですが
こればっかりは避けられませんもね~
ディスカスより先にって・・・・・。(^^ゞ
お子さんもいるのにまだまだ体力低下なんて言ってられないでしょ!(^^ゞ
って言ってる私も最近子どもの散歩で滑り台に一緒に上がって降りるって
動作が非常にキツくて確実に体力低下を実感してます。
鍛えないとまずいですかね~(^^ゞ
闘魂親父さん
老いること、寿命を全うすること(させること?)・・・難しいですよね。
病気やストレスをかけることなく、定められた時間を細胞の終わりがくるまで
?ちゃんには健やかに日々を送ってもらいたいです。
生き物の生死って色々と考えさせられますね~
by たかあき (2008-07-23 23:27)
家にも最近老化なのかなって感じる仔がいるんです。。。
この仔はある方から頂いた仔なのでおそらく家での長老組みなんですよね
最初は調子悪いのかな?なんて思ってたんですが、餌は食べるし縄張りも主張してますしなんで?と思ってたんですが、体色がかなりあせてきてしまってきて老化かも?って思ってきました
生き物を飼う以上は死にもちゃんと向き合わないといけないと思いますしね。
最後の時が来たら、隔離された水槽内で過ごして寿命をまっとうしたとは言えないだろうけど「ありがとう」と言いたいと思います
by dora (2008-07-24 06:54)
せつないお話です。
助演男優賞、うちに来たら主役になっちゃうと思います^^
私がディスカスだったら、たかあきさんトコの水槽で暮らせたら幸せだと思います!
by yumidos (2008-07-24 11:13)
doraさん
老化を確認するにはシッポがポイントですよ!(^_-)
今回の?ちゃんの4枚目の写真のようにシッポがギザギザしてきたり
透明感がなくなってきていれば老化の可能性が高いです。
お別れはやっぱり寂しいけど、生き物を飼っている以上避けられない
ですもんね~(T_T)
yumidosさん
せつないけど、避けられない現実ですよね~ 死って。
年寄りの多い我が家の水槽ではこれから何匹も見送らなければ
いけないと思うと何だか辛いです。
by たかあき (2008-07-24 21:01)