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313.急すぎる [飼育設備]

暑かった夏が終わりようやく涼しさを感じるようになってきました。ってかいきなり気温下がりすぎ!どっちかと言うと朝晩寒いっちゅーの!(^_^;) 夏前の長期予報で今年はラニーニャ現象が確認されたから秋をブッ飛ばしていきなり冬になるかも?・・・みたいな発表があったけどホントそんな感じかも知れませんね。そうなると予報どおり今年の冬は5年ぶりに大寒波がやってくるかも知れません。暑すぎるのも嫌だけど寒すぎるのも嫌だなぁ~極端すぎるよね。
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ってことで、延ばし延ばしにしていた(待ちに待った?)ディスカス水槽の濾材交換を行いました。無加温状態で水温27℃を1つの目安にしていたけど、先週は水曜日の日中が28℃。そして金曜日には日中の水温がいきなり25℃まで落ちてそれから連日27℃をキープしています。夜はヒーターまで点いてるし!! 下がるのはいいけどこれだけ急激に下がると魚にはあまり良くないですよね。

さて、実際の濾材交換の話になりますが、普段はあまり見ない第1槽と第2槽のスノコの下はこんな感じで結構スラッジが溜まっていました。これが俗に言う「phを下げる汚れの温床」となります。ここは普段の水換えではもちろん触りませんからある意味汚れ放題です。なのでphが下がるからといっていくら水槽内の水を換えてもこれが溜まっていると「あぁ!」っと言う間にphが落ちてしまいます。だからといって毎回綺麗にこれを取り除いていたんでは時間がかかって仕方ありませんし、それより何よりこれがあるからこそph緩衝材となって水換え前後のphの変動が少なくなるのも事実。なので良くも悪くも水質を維持するにはコイツとは上手く付き合っていかねばなりません。

しかし、濾材交換の時は遠慮なく排出します。このままスラッジを置いて濾材交換なんて行えませんからね。そのままやっちゃったら水槽内はドロドロになって下手したらエラに問題が出たりすることもあるかも知れませんし・・・。ってかせっかく掃除してるのに見た目がドロドロになるなんて私には耐えれません。(これが本心?)でもでも中途半端に「バクテリアが着いた濾材を一部残して」とか「飼育水で濾材を軽く濯いで」なんてことするより後々の濾材の立ち上がりや魚の調子は綺麗に掃除した方が格段に良かったりしますので、洗うときは綺麗サッパリ!がいいと思います。まぁ~この理由も学術的に説明はつくのですが、面白くなく長い話になるので今回はスルーしておきます。
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photo:濾材交換後3時間経過したディスカスたち。生物濾過があまり効いていない状態なので(若干亜硝酸値が上昇しているので)活性が悪く水槽の下層をヘッドダウンぎみに泳ぎ普段はあまり出さないバーチカルも出ています。
ってことで、綺麗に掃除した後は再生済みの濾材を投入!今回は予め約7Lの濾材を再生して準備しておきました。今までは10~15Lくらい投入していましたが、現時点では水量350Lに対してディスカスが3匹しか入っていませんのであまり沢山入れても意味がないので今までの半分くらいの量で濾過を行うことにしました。この中途半端な7Lという数字は水量50Lに対して濾材(生物濾過材)1LというAQUAの基本を忠実に守って7Lにしています。なぁ~んてAQUAの基本?なんてホントはありませんが、でもこれは各濾材メーカーが濾材の表面積から定着するバクテリアの数を計算し、尚且つ濾過器に収容できる量が1Lなんでこれが基本と言えば基本になるわけです。

ん?分かりにくい?意味不明?(^^ゞ 簡単に言うと、通常規格の60cm水槽に上部濾過を乗っけてセッティングした場合、濾過器に収容できる全濾材の量は1Lの生物濾過材(リングなど)とその上に敷く物理濾過材のウール1~2枚程度が物理的な収容量となります。 つまりメーカーはこれを計算の上(逆算して)1Lという限られた容量で60cm水槽(約50L)の水量と一般的に最適とされる魚の数、そしてその魚から排泄される有機物の量を計算し、必要なバクテリアの定着数をわり出し濾材の表面積や素材や形状などを決めているということになってます。・・・ってな感じなので、全水量350Lで運転しているディスカス水槽では7Lが一般的な目安ということになります。

こんな感じで濾材交換完了。この後、水槽内に残ったバクテリアが交換した濾材に定着しはじめるまで最低3日間はエサを抜き、4日目から赤虫を1日1回1ブロック与え、1週間から10日間水を換えません。こうすることで2週間後には亜硝酸が検出されないレベルの水質になってくるのでそれを見て普段の飼育スタイルに戻します。まぁ~気温や湿度によって立ち上がる日数は違いますけどね。やはり梅雨と秋雨の時期がスムーズに立ち上がってくれるような気がしますけど・・・。
コメント(6) 
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コメント 6

海馬

たかあきさん
こんばんは。

濾材交換はうちも今度の日曜日に予定しています。雨が降らなければいいんですが・・。うちは濾過槽の部屋が一人通るのがやっとの狭さで作業は庭になりますから、雨天中止です。
以前は急な雷雨で濡れ鼠になりました。^^;

ところで水50Lに対して濾材1Lですか!初めて聞きました。
市販の上部フィルターは濾材があまり入らないのでほんとにこんなに少なくて大丈夫か?と思ってたんですが、この量でちょうどよかったんですね。

濾材量があまり多いとPHの上昇が凄いです。
フォーバー水槽は900でしたが、この水量で魚はこのフォーバーとバルーンモーリー6匹ですからPHが7.7近くまで上がっていました。ここでの濾材量は340リットルです。水量180Lに対して濾材40Lは多すぎですよね。

今は600のトーマン水槽(水量50L)にいますが、ここは市販の上部フィルターに濾材1Lと、不安なので水槽内にネットに入れて濾材を1L入れていますが、PH7.2でGOODです!
その濾材を水槽内に直接入れる方法は行きつけのショップの真似をしているんですが、こういう使い方も効果あるんでしょうか?

この計算だとエイ水槽は水量1000Lですので濾材20Lになるんですが、エイは例外なんでしょうか。濾材95リットル入れていますが、少ないと言われています。糞の量も凄いので、これは例外パターンですね。^^;
by 海馬 (2010-09-30 22:13) 

たかあき

海馬さん

日曜日に予定なんですね? 雨天中止・・・なんだか運動会みたいだけど、下手したら運動会より疲れたりして。(^_-)

50Lに対して濾材1L。まぁ~目安でしかないですけど、とりあえず各メーカーはそういう設定で開発しているみたいですよ。

で、濾材の量ですが・・・。これも飼う人によって、飼う魚によって認識も量も違うのですが、ただ1つ言えるのは「多ければ多いほどいい」っていうのは間違いだと思います。ご存知のように濾材はバクテリアの家です。例えば濾材を大型の高級なマンションに例えた場合、住む人が沢山いればそのマンションは賑わい本来の形で機能するでしょう。しかし、不景気なご時勢ですので購入したはいいがローンを払えなくなってそのマンションを出る人が沢山いれば・・・。マンションやもともと住んでる人には特に問題は生じませんが空き室ばかりのマンションって何だかもったいないですよね?マンションである意味がなくなったりもします。

つまり、その水槽で飼う魚が出す排泄物や残餌を分解できる量のバクテリアが住めるだけの濾材が入っていればそれでいいわけです。沢山入れたところで有機物の量が少ないと濾材は入っていてもそこにバクテリアは定着しない。定着していたとしても量はかなり少ないはずです。バクテリアの餌がないわけですから食べていけないので増えません。そういうことなのでエイ水槽の濾材が多い少ないの話もそれぞれのお宅の給餌量や換水量、飼育スタイルそのものが違うので適正量は分からないんですよね~。

なら多くいれておいた方が無難ではないか!?ってことになるんですが、それはそれで問題もあります。PHのハードなどではもちろんphを上げますし、リング濾材でも若干上げてしまいます。ですから沢山入れば自ずとphは上昇します。

それからphが下がらないという現象は濾材が必要以上に多くて材質がphを上げている場合と単にバクテリアの定着数が足りない場合の2つがあると思うんですよね。フォーバーの水槽では恐らく後者の方だと思います。水量&濾材量>有機物って感じではないでしょうか!? こういった水槽の大半はphが下がりにくく安定しないってことが多いです。

ちょっと園芸に例えてみると(園芸興味あります?)植物を必要以上に大きな鉢に植えるとこれが不思議なことに育たない! 鉢植えの基本は植え替えの時には既存の鉢よりひとまわり大き目の鉢に植える! これも濾材や水量の話と全く同じ原理なんですよね

by たかあき (2010-10-01 23:19) 

海馬

たかあきさん
こんばんは。

確かに餌が少なければ住人が少なくなるのに、部屋数だけ多くても意味ないですよね。うちのフォーバー水槽は、ただ多くあるだけで殺風景な濾材マンションになってたわけですね~。
餌の量もショートゆえに量を抑えていますので、有機物量は少ないと思います。モーリーもたくさん食べはしますが、何といってもあの大きさですからたかがしれてます。

濾材は40Lのうち半分はPHのハード濾材が入っていますので、そちらの方が勝っているんですね。今から濾材を減らしてみます。PHの下がり方を見ながら徐々に減らしていこうかなと思います。

日曜は朝から濾材のメンテナンスなので今日は早く寝るつもりしてたんですが、どうやら雨のようなので雨天中止になりそうです。
ということは夜更かしOKですので、今からフォーバー水槽の作業開始です。

「植木鉢の法則」、またまた勉強になりました。
そういえば祖父が植木は小さい植木鉢に入れていじめないと大きくならん!と言ってましたが、そういうことだったんですね!
うちの桑の木ですが、苗を小さな植木鉢に入れておいたらアッという間に大きくなって、プラスティックの鉢を突き破って地面に根を張ってしまいました。
不本意な場所に定着してしまって、でももはや動かすことは不可能になってますが、同じ苗を直接庭に植えた方は全然大きくなってません、いまだモヤシ状態です。
ずっと不思議だったんですが、そういうことだったんですね!スッキリしました。
植木にはあまり興味ないんですが、食虫植物には興味あります。ウツボカズラがいますので。ハエなど落として楽しんでます、ちょっと残酷ですが。^^;
by 海馬 (2010-10-03 01:28) 

たかあき

海馬さん

ph7後半という数値はダトニオとモーリーに限って言えば問題はないし、むしろ適正で住みやすいphと言えますが、意図的に狙って7.7ではないって言うのが少し問題かも知れませんね。何にしても水道水より飼育水の方がphが高いというのは管理の面で少し面倒ですよね。

植木鉢の法則・・・。植物の根は根の先端が障害物に当たれば枝分かれして絡み付こうとする性質があります。広い大地や地植えの植物では地中に石や他の植物の根があり、それらに絡み付いて倒れないようにしっかりと根をはります。それと同時に根が増えれば増えるだけ水や養分を多く吸収できます。 そういう原理から鉢植えでは根を沢山枝分かれさせて元気にするために直ぐに根に障害物が当たるようにと小さめの鉢に植えるわけです。この時、植木鉢の内側が障害物ですからね。

ウツボカズラ・・・ネペンテスですね。ウチにもネペンテスをはじめ色々グロい植物がありますよ。もちろん奥様の趣味ですがねー。こんな感じ↓

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/54/4811cdc760a8b2a98669020c4c945de5.jpg

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/5f/3d7906c4e1987a838c49623a1546f04d.jpg
by たかあき (2010-10-04 01:59) 

海馬

たかあきさん
こんばんは。

そうなんです、水道水は大体7.2~7.3ですから、遥かに高い数値です。
昨日濾材を減らしたら若干下がり始めました。
様子をみながら少しずつ減らしていこうと思います。

植木鉢の法則はなるほど!そういうことだったんですか!
自然界での植物の性質を植木鉢の中でうまく利用したわけですね。

ウツボカズラ、奥様も育てておられるんですか!
何と!共通点が多いので驚いてます。可愛いですもんね、ウツボカズラ。
動物と違って植物は意志が感じられないので親しみ持てないものが多いんですが、ウツボカズラだけは別格なんです。怪しげでそこにいるだけで妙に存在感があるんですよね~。個性が強いというか。^^
そうそう、ウツボカズラって食べれるらしいですね!この間テレビ番組でてんぷらにして食べてました。中の液体の飲めるらしくて、苦いらしいです。
by 海馬 (2010-10-05 01:00) 

たかあき

海馬さん

下がりましたね。 (^_-)-☆ まぁ~ぼちぼち様子を見ながら減らしたり増やしたり交換したり再生したりして調整してあげてください。

ウツボたち・・・。もう4~5年我が家に住み着いてます。ってか絡まってます。 一時は身長を追い抜くのでは?ってくらい伸びて、そして手のひらサイズにまで縮んでって感じでまだ栽培方法を確立していないみたいですけど、とりあえず現時点ではベストな状態を保てているようです。 

ってか食べれるの?これ? \(◎o◎)/!

by たかあき (2010-10-05 01:47) 

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